...入賞圏内に入るためには、並大抵の努力では足りない...
...並大抵(なみたいてい)な骨折りではない...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...校正だけでも並大抵ではないのである...
戸坂潤 「読書法」
...並大抵ではないのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...取る年につれて並大抵の遊び方では満足しなくなって...
永井荷風 「ひかげの花」
...「これは並大抵(なみたいてい)の人の持つ品ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿様の御執心は並大抵でないから...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それも並大抵のことではない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...並大抵の曲者にしては悠長過ぎはしませんでせうか」平次は重大な謎を投げかけました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八の驚きやうの並大抵ではなかつたのも無理はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...並大抵の剃刀ぢや痛くて叶(かな)ひません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...並大抵ぢやありません」「お前も講中の一人だらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どのくらい辛かった?」「並大抵じゃない」老人は言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...この十円をまとめるのも並大抵の苦労ではなかった...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...作る技は並大抵ではありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「工芸」のため月々千枚の表紙を手描きすることは並大抵ではなかつたと思へる...
柳宗悦 「和紙十年」
...こうした余計な事をジリジリと調べてまわる俺達の苦労が並大抵じゃなかった事だけは同情しておいてもらいたいね...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...並大抵の者がこのような処でこんな者を見たならば...
夢野久作 「白髪小僧」
...しかも並大抵の降りでなく...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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