...彼は不行儀な態度をとった...
...あの人は他人に対して不行儀だ...
...不行儀な言葉遣いはやめましょう...
...不行儀をする人は好かれません...
...彼女は不行儀なことをしても可愛く見える...
...己が服裝の不行儀なのを恥ぢたので...
石川啄木 「鳥影」
...不行儀な腹ばいになったまま...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...酒を火鉢(ひばち)で燗(かん)をしてのむなど甚だ不行儀で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こんどは不行儀なことが始まる...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...同宿の不行儀なのを苦に病んだりした事だらう...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...不行儀なたべ方をするものは...
羽仁もと子 「女中訓」
...頭を冷すつて時がないんですもの……」球江は不行儀に眞鍋の胴の上に兩脚を凭れさして...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...その際は仕方がないとしてもあとから出て来た人達の内誰かが多少の不行儀を繰り返したかも知れない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かえってこれがためにその懶惰(らんだ)不行儀(ふぎょうぎ)の風を進めたる者というべし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...不行儀なる可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...「不行儀に女房たちがやすんでおりまして」「まだ女王さんはお目ざめになっていないのでしょうね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...着物のために不行儀もできず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そう不行儀では困ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...恋歌はけしからぬ不行儀のものになったのだが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...彼が部屋へ帰って親しめる唯一のものはその不行儀な乳房である...
横光利一 「街の底」
...女は椅子の背に露わな腕を廻した不行儀な横着さで...
横光利一 「旅愁」
...不行儀をもってむしろ矜(ほこ)るようなところがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その肥(こ)えた体を不行儀に坐り崩すと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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