...彼女は自分が不細工だと思い込んでいる...
...不細工な男性でも笑顔が素敵なら、魅力的に見えることもある...
...不細工だからって自分を卑下するのはやめよう...
...彼女の不細工な容姿に関する人々からの嫌がらせに耐えかね、彼女は転校した...
...「不細工になるために何をすればいいですか?」という質問に答えることはできません...
...不細工に覆いかぶせた感じで...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...なんて不細工な棚なんだ...
太宰治 「失敗園」
...実に不細工な棚である...
太宰治 「失敗園」
...不細工(ぶさいく)ニ歪(ゆが)ンデイル脚ノ曲線ガ変ニナマメカシク感ジラレタモ事実デアル...
谷崎潤一郎 「鍵」
...「そんなら、断ってしもたん?」「ちょっと差支えがございますので、云うといたけど、………」断るにしても尤(もっと)もらしい口実を構えて言葉上手に断ったのならまだしもであるが、どうせそんな芸当の出来る人ではないので、さぞ不細工に、取って附けたような挨拶をしたことと思うと、幸子は何がなしに口惜(くや)し涙が溢(あふ)れて来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...見かけはいかにも不細工で粗野だが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...突飛な題材を無造作な不細工な描き方で画いているようではあるが...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...不細工な粗放な線が出ているかと思うとまた驚くべく繊巧な神経的な線が現われている...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...「僕の兄貴のドミトリイとあなたがお会いなすった件についてです」とアリョーシャは不細工に口を出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...不細工な鉄枠の使い様...
永井隆 「この子を残して」
...それを不細工(ぶさいく)な歯車か何かにとりつけた妙な装置が出来上った...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...しかしその動きが激しくて不細工だったので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...チチコフはもう一度部屋と部屋の中にある物を眺めやった――何もかもが恐ろしく頑固で不細工に出来ていて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...無(む)に対して立っているある物即ち不細工な世界ですな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...不細工な体で翻筋斗(とんぼがえり)をして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...手織物と称する不細工(ぶさいく)でしかも丈夫な織物は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...不細工な椅子をすすめてくれた...
蘭郁二郎 「植物人間」
...室内には不細工千萬に古柱が幾本も突立つてゐた...
若山牧水 「古い村」
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