...あいつは新徴組(しんちょうぐみ)だよ」「新徴組か」「今は上方(かみがた)で新撰組となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸から上方筋(かみがたすじ)へかけては...
中里介山 「大菩薩峠」
...凡(すべ)て上方(かみがた)風な少し陰気ではあったが中々(なかなか)凝(こ)った建方(たてかた)である...
沼田一雅 「暗夜の白髪」
...アンポンタンが知る前に阪地(かみがた)へいった人なのだそうだ...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...上方(かみがた)で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...上方(かみがた)役者にぞっこんまいッてしまったらしいぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「わたしは上方(かみがた)の女形...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すなわち上方(かみがた)の二つの大都会では...
柳田国男 「母の手毬歌」
...三今ある附木は上方(かみがた)では一般にイヲンと謂(い)っている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...(七月二日)(三)帽も服装も英国の女のは日本の上方(かみがた)言葉の「もつさりして居る」と云ふ一語で掩(おほ)はれる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一足(ひとあし)さきに上方(かみがた)へ立っていったのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...どうして一刻も早く上方(かみがた)への転進を策すか...
吉川英治 「新書太閤記」
...大挙して上方(かみがた)から下って来た秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰?』『京阪(かみがた)では...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...木曾街道から上方路(かみがたじ)へ――」「なんだか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ふたたび上方(かみがた)へのぼって来る途中――箱根の山で拾った男であった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...こうした上方(かみがた)女郎衆の輸送は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上方唄(かみがたうた)の唄える侍というと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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