...いまのいままでの不穏な...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...多少不穏な空気が動かないでもなかつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...不穏な落付かぬ凄(すご)い色を帯びて居らぬものは...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...教育上不穏な個処が少なくないというのだそうだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...不穏な空気がふっと漂ってきた...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...いずれもかなり不穏な面(かお)つきをしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...前もって同族の不穏な計画を知っていたものにちがいなかった...
中村地平 「霧の蕃社」
...不穏な計画は事前に防止することができたのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...そしてチチコフの農奴みたいな不穏な手合いの間には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何か不穏な雲行だからと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かかる不穏な隣人の侵入を防衛するのは非常に困難であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのことから不穏な空気が世上に醸(かも)されていくことにもなったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでちょっと不穏な空気がながれたが...
山本周五郎 「新潮記」
...その日の閉鎖時間が真近(まぢか)くなると不穏な予言が蔓延した...
横光利一 「上海」
...「暗殺の酒場(キヤバレエ)」だのと云ふ不穏な酒場(キヤバレエ)が多い中に「暗殺の酒場(キヤバレエ)」は最も平民的な文学者と此(この)界隈に沢山(たくさん)住んで居る漫画家連中(れんちゆう)とが風采(なり)も構はずに毎夜(よ)集つて無礼講で夜明(あか)しをする処(ところ)として有名である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...不穏な気勢をあげている――」と...
吉川英治 「三国志」
...不穏な色を示した...
吉川英治 「新書太閤記」
...この不穏な空気を上人に感じさせて...
吉川英治 「親鸞」
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