...その不思議がる心の中には...
芥川龍之介 「秋」
...勿論不思議がるには当らない筈である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...別に不思議がる所はない...
芥川龍之介 「手巾」
...女が絵を習うと言うのは一般に不思議がる頃でした...
上村松園 「今日になるまで」
...そういうと不思議がるかも知れないが...
海野十三 「三人の双生児」
...」職工は自分が雄鶏(をんどり)でないのを不思議がるやうな眼付をして足もとを見まはした...
薄田泣菫 「茶話」
...共有地で競技しないのは不思議がるにあたらない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それが世の中だ彼等の欲する真面目とは礼服の事だ人工を天然に加へる事だ直立不動の姿勢の事だ彼等は自分等のこころを世の中のどさくさまぎれになくしてしまつた曾(かつ)て裸体のままでゐた冷暖自知の心を――あなたは此(これ)を見て何も不思議がる事はないそれが世の中といふものだ心に多くの俗念を抱いて眼前咫尺(しせき)の間を見つめてゐる厭な冷酷な人間の集りだそれ故...
高村光太郎 「智恵子抄」
...「何も不思議がることはありませんよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...熊一頭の所得を偉大なものだと信じていることを不思議がる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ不思議がるのは当の虫ではなくて...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...まことに君が一本の竹は水面にうつる己が影を神秘とし象徴として不思議がる以前に...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...何も不思議がることはないじゃないか」と...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そんな物を何にするのかと不思議がるように見えた...
柳宗悦 「思い出す職人」
...人々は不思議がるであらうが...
柳宗悦 「雑器の美」
...「けれどもこの国では不思議がるのが当り前なのです...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...不思議がるのは又素人だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何ら不思議がることはない...
和辻哲郎 「孔子」
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