...その不思議がる心の中には...
芥川龍之介 「秋」
...あの武骨者にお追従がと不思議がる人があるかも知れないが...
薄田泣菫 「茶話」
...」職工は自分が雄鶏(をんどり)でないのを不思議がるやうな眼付をして足もとを見まはした...
薄田泣菫 「茶話」
...そして日中の大部分も自分の部屋にどうしてひとりぼっちで坐りこんでいられるのか不思議がるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...共有地で競技しないのは不思議がるにあたらない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...読者は私が何のためにこんな判り切ったことを云い始めたのかと不思議がるだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...内山が不思議がるのもその道理で...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって現実の人の醒めているのを不思議がるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...とあたり近所の人が不思議がる...
中里介山 「大菩薩峠」
...大(おおい)に玄妙不思議がると同時に...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...伊代達は映画館に近い下駄屋の二階に間借生活をしていたのである)不思議がる階下のひとたちの店先へ荷車を寄せて...
林芙美子 「帯広まで」
...「わしが何だと不思議がるより...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...また一つはこの物土中に生ずるを不思議がる余り雷の産む所としたにもよる...
南方熊楠 「十二支考」
...無事で通つたかと不思議がるのである...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
...人々は不思議がるであらうが...
柳宗悦 「雑器の美」
...別に不思議がる事はなかった筈で御座いますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吾輩がこうしてケロリとしていたって別に不思議がる事はなかろうじゃないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能楽愛好者の皆不思議がるところであると同時に...
夢野久作 「能とは何か」
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