...不如帰は熟語ですが、日常会話ではあまり使用されないため、例文のリストアップはできません...
...「不如帰(ほととぎす)」を読んだり...
芥川龍之介 「葱」
...雀(すずめ)の雌雄(しゆう)を知らず不如帰(ほととぎす)の無慈悲を悟らずして...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...破鏡の悲愁(「不如帰(ほととぎす)」など)貧苦病苦の悲愁(「筆屋幸兵衛」など)子供をかせのいわゆるお涙頂戴(ちょうだい)のスリル(「なさぬ仲」など)等...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ちょうどその頃『不如帰』が出版せられて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...第百版不如帰の巻首に不如帰(ふじょき)が百版になるので...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「金色夜叉」「不如帰」時代のもの殊に然りである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...「不如帰(ほととぎす)ではないかしら」お浜はわざと身を横にして杉の木立を仰ぎます...
中里介山 「大菩薩峠」
...『不如帰』の時代であるから...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...逗子には「不如帰(ほととぎす)」の浪子不動が土地の名物として存在を主張している...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...不如帰(ほととぎす)で有名な伊香保と云ふところが...
林芙美子 「浮雲」
...不如帰(ほととぎす)の浪子さんが千年も万年も生きたいなんて云ってるけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...不如帰去奈何伝...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...大辻作の「不如帰」に片岡をといふ注文だが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大辻、旅より帰り、「不如帰」で、片岡をやらないのはひどいと言ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...日本の「不如帰」徳富蘆花...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...まだ『不如帰』も書かず...
柳田国男 「故郷七十年」
...「二十五の今日まで聞かず不如帰(ほととぎす)」といふ一句を吾家の門扉に付して家を出で法体(ほったい)となりて一笠一杖(いちりゅういちじょう)に身を托し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...之(これ)なら日本に移しても「不如帰(ほとゝぎす)」で廉価な涙を流させるより功徳の多い事だと思ふから一寸(ちよつと)簡単に僕の観た所を紹介しよう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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