...天気予報に頼らずに外出するのは不可測なリスクがある...
...不可測な事態が起きた場合、即座に対応できるように準備を整える...
...政治・経済情勢が不可測な状況が続く中、企業は事業展開を見極める必要がある...
...人生の行き先は不可測であるため、自分で選択することが大切である...
...どんなに計画を立てても、不可測な要因が入り込むことがある...
...これを起す神智の不可測を示し...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...奇縁不可思不可測ナリ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...可能性の限界の不可測ということについて...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...不可測的の雑多な微細な原因のために...
寺田寅彦 「方則について」
...必然と偶然とが衝突しあって生ずる不可測な力がある...
豊島与志雄 「風景」
...神秘な不可測なる生命の息吹きと蠱惑とを有する女性の腹部にまで及んだ時...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...抽象の不可測な深淵...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の存在を同時にいっそう明らかにしいっそう不可測ならしむるという以外の結果はきたさないであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また不可測な道をたどる比喩の助けによって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...実に絶えず――どんな不可測の深みから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...不可測(ふかそく)の心を有している雪江さんも...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...不可測であればあるほど...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...考がこの不可測な起因...
平出修 「逆徒」
...そしてわれわれは不可測の境地で夢うつつになるものだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...しかもこのやうな不可測性の根源は絶對者の存在と人間の存在との間の存在的な關係そのもののうちに横たはつてゐると考へられる...
三木清 「認識論」
...大地は偉大に、不可測に、悲みを帯びて、物思に沈んでゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...その胸の中に不可測の出来心を起させる...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...不可測なる運命と終末とを考える材料として...
柳田国男 「山の人生」
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