...この三原山の噴火口(ふんかこう)の中に投げこんであると耳にしたもんだから...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...湯槽(ゆぶね)の中から垣ごしに三原山(みはらやま)の噴煙(ふんえん)が見えようというようなオープンなものではなく...
海野十三 「地軸作戦」
...三原山の火坑に落ちて死ねない人間のやうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...三原山投身者もこの頃減ったそうである...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...新聞には出ないが三原山よりは多いという...
寺田寅彦 「柿の種」
...三原山(みはらやま)の投身自殺でも火口の深さが千何百尺と数字が決まれば...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...三原山(みはらやま)もにぎわわず...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...かつて自分がN先生とI君と三人で大島(おおしま)三原山(みはらやま)の調査のために火口原にテント生活をしたときの話が出たが...
寺田寅彦 「詩と官能」
...その三原山(みはらやま)行きの糧食としてN先生が青木堂(あおきどう)で買って持って行ったバン・フーテンのココア...
寺田寅彦 「詩と官能」
...それでこの三原山生活の年代の決定が確実にできたわけである...
寺田寅彦 「詩と官能」
...例えば三原山の火口に人を呼ぶ死神などもみんな新聞の反古(ほご)の中から生れたものであることは周知のことである...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...三原山(みはらやま)投身者だけについてでも...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...三原山へ行つた彼等は勇気があつた...
永井荷風 「来訪者」
...三原山といふ火山があつて...
野口雨情 「未刊童謡」
...無事に三原山の見物を濟まして野増村に降り...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...三原山の煙が一寸ねじくれ乍ら真直のぼって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人生の行き止まりは三原山と華厳の滝以外になくなるんだ...
夢野久作 「近世快人伝」
...私の好きな三原山の頂上の煙は...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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