...三々五々で遊びに行こうよ...
...クラスメイトが三々五々先生に質問している...
...友達が三々五々話し込んでいるので、静かにしていよう...
...三々五々に分かれて、探検しよう...
...パーティーでは三々五々で話をして、楽しんだ...
...三々五々時に其の窮北不毛の故島に返り去る...
宇野浩二 「それからそれ」
...目をむけると、三々五々、兵たちが居住区に戻って来る...
梅崎春生 「桜島」
...聴衆は雪の夜道を三々五々かたまって家路に就き...
太宰治 「人間失格」
...まことに久しぶりのお接待!信心遍路さんが三々五々ちらほらと巡拝してゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてあるく・また逢へようボタ山の月が晴れてきた遠賀川風景枯葦雲雀の歌放牧の牛の三々五々霞うら/\あされば何かあるらしい鶏は鶏どち焼芋やけます紙芝居がはじまります旅のつかれのほつかりと夕月・枯草の日向見つけて昨日の握飯病めばをかしな夢をみた夜明けの風が吹きだした二月廿七日夜来の雨がはれて...
種田山頭火 「其中日記」
...蝉捕の児が三々五々やつてくる...
種田山頭火 「其中日記」
...頬冠(ほおかむり)の人肌寒(はださむ)げに懐手(ふところで)して三々五々河岸通(かしどおり)の格子外(こうしそと)を徘徊(はいかい)する引四時過(ひけよつすぎ)の寂しさか(『絵本江戸土産』巻六)然らずば仲之町(なかのちょう)の木戸口(きどぐち)はあたかも山間の関所(せきしょ)の如く見ゆる早朝の光景(江戸百景の中(うち)廓中東雲(しののめ))なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...番所や造船所を三々五々としてうろつくならず者や...
中里介山 「大菩薩峠」
...続くところの三々五々の野良犬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして其の翌暁(よくあさ)には前夜のそれとは見まがふ程の落剥(はが)した灰色の姿に変つて三々五々蕭条と又丸山へ戻つて行くのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
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萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...三々五々、黒い影になって、仲仕たちは帰って行く...
火野葦平 「花と龍」
...原田とノブとが、「三福湯(さんぷくゆ)」の角まで来ると、三々五々、玉井家から、運動員が出て行く...
火野葦平 「花と龍」
...土手ゆく梅見客も三々五々と目をよぎった...
正岡容 「小説 圓朝」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...三々五々散り行く人々のうしろで...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
...その情熱は、このお歌のうちにひそむ深意を拝察して、その反歌に、醜草(しこぐさ)の いやはびこるも醜花(しこばな)の 咲き狂ふとて御門(みかど)守(も)る われら防人(さきもり)つたへもつ天(あま)の衛府太刀(ゑふたち)すめらぎの御土(みつち)ぞ御国(みくに)まかすべき醜(しこ)の世(よ)腐(す)えに根(ね)刈(か)りつくして菊植ゑん 白菊のはな誰が作ったのか、こう長歌めいたことばに、おのずからな節をつけて、三々五々、水戸の城下を横刀闊歩(おうとうかっぽ)、一頃(ひところ)は高唱して憚(はばか)らなかったこともある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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