...三々五々で遊びに行こうよ...
...クラスメイトが三々五々先生に質問している...
...友達が三々五々話し込んでいるので、静かにしていよう...
...三々五々に分かれて、探検しよう...
...パーティーでは三々五々で話をして、楽しんだ...
...船は緑の岩の上に、浅き浅葱(あさぎ)の浪を分け、おどろおどろ海草の乱るるあたりは、黒き瀬を抜けても過ぎたが、首きり沈んだり、またぶくりと浮いたり、井桁(いげた)に組んだ棒の中に、生簀(いけす)があちこち、三々五々...
泉鏡花 「悪獣篇」
...こゝかしこに三々五々のバラツクが散在(さんざい)してゐたに過(す)ぎない...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...目をむけると、三々五々、兵たちが居住区に戻って来る...
梅崎春生 「桜島」
...三々五々帰り去った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...聴衆は雪の夜道を三々五々かたまって家路に就き...
太宰治 「人間失格」
...三々五々と走ってゆく生徒たちもたえなかった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...続くところの三々五々の野良犬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでなくても彼等(かれら)は一しきり踊(をど)れば田圃(たんぼ)を越(こ)えて三々五々(さんさんごゝ)と男(をとこ)は女(をんな)を伴(ともな)うて...
長塚節 「土」
...消し残った提灯に三々五々額を集めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...路地の中はまだ三々五々の人立ち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...原田とノブとが、「三福湯(さんぷくゆ)」の角まで来ると、三々五々、玉井家から、運動員が出て行く...
火野葦平 「花と龍」
...座中ややもすれば三々五々の群(ぐん)を成して...
福沢諭吉 「日本男子論」
...三々五々散って行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...競走馬が三々五々出発点へ集まり始めた時だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わざと三々五々(さんさんごご)...
吉川英治 「新書太閤記」
...と、闘志を失った池田の士卒は、三々五々、田のあぜ、山の小道、林や湿地のあいだなど、道をえらばず、潰走(かいそう)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...浜辺の人々は、三々五々、もう波打際から散らかっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...驚いた事にはその三々五々の組が二三町の間も續いた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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