...唯今(ただいま)花嫁御を...
泉鏡花 「活人形」
...まるで花嫁御寮(ごりょう)の旅行鞄みたいであった...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...花嫁御(はなよめご)の顔が見たいな」「よし給え...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...シャンと坐っている花嫁御は...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...あの盛装の花嫁御がこの家にいる筈はないと思いながらも...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...花嫁御寮(ごりょう)を乗せて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...役者(やくしや)の群(むれ)にはぐれたる子供心(こどもごヽろ)のはかなさは……うちの浦(うら)のちさの木(き)に雀(すヾめ)が三羽(ば)とうまつて一羽(は)の雀(すヾめ)がいふことにやゆふべ御座(ござ)つた花嫁御(はなよめご)何(なに)が悲(かな)しゆてお泣(な)きやるぞお泣(な)きやるぞ………………今(いま)のわが身(み)につまされてほろりほろりと泣(な)いてゆく...
竹久夢二 「桜さく島」
...めでたう其方(そなた)を花嫁御(はなよめご)にお爲(し)やる筈(はず)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...所謂(いわゆる)「蕾(つぼみ)からとる花嫁御(はなよめご)」である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...まことに人生、花嫁御寮...
中原中也 「在りし日の歌」
...花婿殿はふと花嫁御のために槍のお手なみが見せたくなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...花嫁御おん自ら、幾冬の長き宵々が彼らの恋を倦(あか)しめる前に、はやくもその新しき夫の腕の中からもぎとられて、(カトゥルス)礼を厚うして、どうぞわが夫をお返し下さいと、願い出なければならないことになった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...花嫁御(はなよめご)のことであったかと思う...
柳田国男 「こども風土記」
...オオチニ風琴鳴らいて……」「花嫁御のお化粧の広告じゃなかったかねえ...
夢野久作 「近世快人伝」
...それに花嫁御の分は亦(また)...
夢野久作 「近世快人伝」
...故郷唐津にて三々九度の盃済ましたるまゝ閨(ねや)の中より別れ来りし彼(か)の花嫁御お奈美殿にぞありける...
夢野久作 「白くれない」
...花嫁御のオモヨさんと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...花嫁御(はなよめご)はシッカリあんたに惚れて御座るばい」そう云ううちに新郎の前へ一升入の大盃を差突けたのはこの村の助役で...
夢野久作 「笑う唖女」
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