...一段と高い壇上にのぼり...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...一段とすすんだのであった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...一段と下へおりていくのでした...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...一段と猛烈に木々をゆるがしたと思うと...
サキ Saki 妹尾韶夫訳 「第三者」
...わたしは前よりも一段と独りぼっちになった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうしても内部に一段と掘下げて行つて...
高田力 「ベーシック英語」
...かねて朝鮮人に寄せていた俺の同情がここで一段と強められた...
高見順 「いやな感じ」
...一段と声に力をこめて唱えた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...戦時体制がこの思想輪廓に一段と城壁を構築した...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...年上の方は梯子を一段一段とよろめきながら上っていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...他の絵よりも一段と高い...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...お勢が悪たれた一段となると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あたりの景色は一段と立勝(たちまさ)つた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...一段と説明しがたいものとなっているのである...
柳田國男 「垣内の話」
...それを上手につづけてつくおもしろさがまた一段と加わってきたのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...以前は今よりも一段と彼等の挙動によって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...一段と風情を添えることになった...
山本笑月 「明治世相百話」
...足とまりは一段一段と段を刻(きざ)んである...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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