...ハンカチを一折にするとポケットに入る...
...紙を一折に折る技術がある...
...明日の準備は一折で済ませた方がいいかもしれない...
...パンフレットを一折にして配布することもできる...
...シンプルな折り方で、一折で作れる折り紙がある...
...薄気味の悪い古葛籠(ふるつづら)が一折...
泉鏡花 「縁結び」
...にぎりずしが一折(おり)と...
海野十三 「爆薬の花籠」
...或時(あるとき)故人(こじん)鵬斎先生(ばうさいせんせい)より菓子一折(をり)を贈(おく)れり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一折の菓子にすらずいぶん割高な値段をつけねば引き合わぬし...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...母へ羊羹を一折買い...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...一折帰来便不鮮...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...一折為二桜樹最多処一...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...去歳(こぞ)の冬江戸庵主人画帖(がじょう)一折(ひとおり)携(たずさ)へ来(きた)られ是非にも何か絵をかき句を題せよとせめ給ひければ我止む事を得ず机の側にありける桐の丸火鉢(まるひばち)を見てその形を写しけるが...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...殯期至、親及最契之友、送獅豹、獅豹者、用花毯作身、木作首尾、一人裏於其中、開弔時、列於大門左右、及啓霊、獅豹先入於霊前舞踏、喪家先備制銭一千或両千、置於霊几、舞踏畢、臥干旁、従腹中出小獅討喜銭、即攫几前銭而去、間有用数人、仮戯場衣冠、於獅豹舞畢、演戯一折、然後啓霊、此等郷間皆親友為之、城市有用貧者、この記事によれば、山東省(往古の呉国の在りしところで、我国と最も深い通商関係を有していた国である)では、死人があると、その親族や友人が、獅子を作って送り、霊を啓(ヒラ)くに先だち、棺前で舞踏するのであるが、その目的が、凶霊を退ける信仰に由来していることは明白である...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...聞きたければ鰹節(かつぶし)の一折(ひとおり)も持って習いにくるがいい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ビワ一折届けて来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...谷幹一がコロムバンの菓子を一折持って...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一折食ってしまった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...林町からお祝にお魚を一折送ってよこしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」同日「若殿様へ干鯛一折奉指上...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...白羽二重一重(しろはぶたへひとかさね)」と菓子一折とを賜(たまわ)った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...饅頭一折――大きな折に入れてな...
吉川英治 「新書太閤記」
...一折(ひとおり)のまんじゅうを持って...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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