...されど是等の歓喜仏は少しもエロティックな感じを与えず...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...この峠に関する最もエロティックな怪談を聞きながら...
石川欣一 「山を思う」
...本人は寝巻か何か引っかけた肉感的(エロティック)なスタイルのまんま...
谷譲次 「踊る地平線」
...ちょっと見た時は歌舞伎の方がエロティックでもあり...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...この人の絵には落ち着いた渋みの奥にエロティックに近い甘さがある...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...そのために一種サディズムのにおいのあるエロティックな深刻味があって近代ドイツ派の好きな人には喜ばれるかもしれないが...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...本当のエロティシズムは決して成り立たないし(トロヤ戦争のヘレンは時代的錯覚なしにはエロティックとならぬ)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一つの抽象的な(時にエロティックな)文学上の意欲の提唱に他ならなかったが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...個々のエロティックな発作的狂乱の場合以外...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...仲々もつてエロティックな酒場に自分自身を見出さぬ日は...
牧野信一 「痴酔記」
...エロティックな落ちになっている...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...法科の学生が教室でエロティックな映画を公開したというおどろくべきこともありました...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...エロティックなものにもふれ...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...しばらくエロティックきわまるものである)しかし...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...しかもその「死」はエロティックなものでもなく...
山川方夫 「愛のごとく」
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