...むかっ腹(ぱら)をたてたらしく...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...俺を一ぱいくわせたのかとむかっ腹をたててここへ帰ってくると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...少々むかっ腹をたてて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...むかっ腹を立てた様子で...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私のからだの工合なんか糞くらえですよ!」とヴェリチャーニノフは急にむかっ腹を立てた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ミウーソフがいきなりむかっ腹を立てて答えた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...むしろ……むかっ腹を立てたまま...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それを聞いてもうむかっ腹を立てて...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...自分がむかっ腹(ぱら)を立てて悪体(あくたい)を吐(つ)いた事などは話のうちから綺麗(きれい)に抜いてしまった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その上彼はどんな時にでもむかっ腹を立てる男ではなかった...
夏目漱石 「明暗」
...その話はもうやめよう」彼はむかっ腹を立てそうなウージェーヌを見て付け加えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...むかっ腹立てろよ! あんたの好きに言ってもいいんだぜ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...むかっ腹が立ってくるのだった...
正岡容 「寄席」
...むかっ腹でなぐりつけた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...今朝のむかっ腹もわすれて...
吉川英治 「三国志」
...むかっ腹気味である...
吉川英治 「私本太平記」
...このむかっ腹も、秀吉を親類のおじさんと心のどこかで考えているところから起るものらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...だが、それだけに、むかっ腹を、語気にあらわして、露骨にいさめた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??