...アドロ彗星のまわし者ですって...
海野十三 「怪星ガン」
...それは犯人か犯人のまわし者にきまっている...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...おのれの下僕が恐ろしい反対党のまわし者であることもあるのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「滝川ふくしんと寅寿のまわし者が急に『公儀の探索』となったのにはな...
山本周五郎 「新潮記」
...――刺客などが来るとすれば梶田一派のまわし者であろう...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...敵のまわし者だと思っていらっしゃるのですわね」「どうしてそんなことを云いだすんです」「ごようすでわかります」女はそう云って...
山本周五郎 「風流太平記」
...さながらに敵のまわし者が入り込んで来ているかのように恐れて警戒していたのであった...
夢野久作 「巡査辞職」
...袁紹のまわし者だったら...
吉川英治 「三国志」
...小宰相(こさいしょう)ノ局(つぼね)は元々鎌倉のまわし者だ」「それはこの清高も...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の細作(さいさく)(まわし者)やらも知れぬこと」と...
吉川英治 「私本太平記」
...一益(かずます)のまわし者と見ましたので」と答えた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もし下手(へた)なまわし者でもあって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...陣馬(じんば)ヶ原(はら)にいたまわし者は?」「斬(き)りちらして馳(か)けだしてきたんです――こっちのほうが心配(しんぱい)になるので」「といっても……味方(みかた)はおまえとわたしふたりきりだ」「たとえふたりきりになっても...
吉川英治 「神州天馬侠」
...敵のまわし者にちがいありません」あたりの群集にさとられぬよう眼をくばりながら囁(ささや)いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あのまわし者の僧に...
吉川英治 「新書太閤記」
...千坂兵部のまわし者...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...下司(げす)」「…………」「六波羅のまわし者とは分っているが...
吉川英治 「親鸞」
...幕府のまわし者や...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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