...そこはまひるのようにあかるくて...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...そとはかんかんあかるいまひるでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...蜥蜴(とかげ)も石(いし)に眠るなる世は寂寥(さびしら)の眞晝時(まひるどき)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...空がまひるの明るさにかがやかないのだ...
海野十三 「宇宙の迷子」
...サーチライトの強い光が塔のてっぺんをまひるのように...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...空を見てゐる若い女の腹が大きい・石にとんぼはまひるのゆめみる・昼寝ふかい村から村へのうせんかづら・ひるねざめ風があるきり/″\す峠下れば青田ふきとほし・日ざかり...
種田山頭火 「行乞記」
...静かな昼(ひる)にはさながら白日(まひる)の夢に定(じょう)に入る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...もっとも夏の真午(まひる)だからあまり人が戸外に出る必要のない時間だったのでしょう...
夏目漱石 「中味と形式」
...白晝(まひる)のかなしい思慕からなにをあだむが追憶したか原始の情緒は雲のやうでむげんにいとしい愛のやうではるかな記憶の彼岸にうかんでとらへどころもありはしない...
萩原朔太郎 「青猫」
...寂寞たる夏の白昼(まひる)...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...夏の白昼(まひる)の街路を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...白晝(まひる)の太陽が及ぶ限り...
萩原朔太郎 「宿命」
...いとほしやいま春の日のまひるどきあながちに悲しきものをみつめたる我にしもあらぬを...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...真昼間(まひるま)の怖さ淋しさは一層物凄いものだという事をしみじみ感じたその時からであった...
平山蘆江 「怪談」
...日のまひる時ムルタがうたった時から以後何の物音もその樫の樹から聞えなかった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...「ここへかく真昼中(まひるなか)...
吉川英治 「親鸞」
...夏もやがて近い真昼中(まひるなか)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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