...自然の魅力がかくもふんだんに与えられている国はどこにもないからだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...十二歳ぐらいのやつでも結構(けっこう)スピロヘーターやゴノコッケンをふんだんに持っていやがるそうだからね」技師長「ふん...
海野十三 「諜報中継局」
...硝煙をふんだんに使い...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...サア、前祝いだといって、ふんだんに、ごちそうしてくれたんです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...その代り名香をふんだんに...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...コーヒーをふんだんに飲ましてくれたり...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...鉄砲や軍艦をふんだんに持った方が勝ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...金はふんだんにあるし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...路用もふんだんにあることだし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お小遣がふんだんにあるんだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...芋や葱をふんだんに食はせるとこが気に入った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鶏の足やみやまあげをふんだんに食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あとは書き入れの初席(はつせき)がいやでもふんだんに小遣いを稼がせてくれる...
正岡容 「小説 圓朝」
...此處ではふんだんに歩いてゐるやうである...
室生犀星 「末野女」
...味をたっぷりきかせた礼の言葉をふんだんに浴びせかけるのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...先日も、さる会で、小林秀雄氏とそんな話題になったところ、小林氏はある年、尾崎氏にさそわれて、小田原在の曾我村へ、梅見に行ったことがあるよしで、『それは君、あそこの梅というものは、花を見るだけでも、すばらしいよ』と言い、また、『何しろ、梅の実を採るためだろうが、梅の木の根へ、ふんだんに、鰯の肥料を、埋けてやるというんだからね、ぜいたくだよ』と、讃嘆していた...
吉川英治 「押入れ随筆」
...御用をつとめて来たッてものじゃありませんか」「かねもふんだんに費(つか)わせておいたであろうが」「けっ...
吉川英治 「私本太平記」
...ふんだんに与えてくれい」「心得ましてござります」猿殿には...
吉川英治 「茶漬三略」
便利!手書き漢字入力検索