...「あゝ我がはらから誰と遊ぶ」ふと薄寒い感じが体の中をすつと抜けて通るやうに思ふと...
有島武郎 「お末の死」
...愛すべきたった一人の同胞(はらから)であるお里を救うの外...
海野十三 「雷」
...あの年端(としは)もゆかぬはらからをいつも暗い座敷牢のなかに入れ置いたのであろう...
海野十三 「三人の双生児」
...妾がそのはらからの幼童のところへ遊びにいったときは...
海野十三 「三人の双生児」
...かの不幸なはらからを慰めることが必要であったのだ...
海野十三 「三人の双生児」
...母と不幸なはらからとに別れてしまったからである...
海野十三 「三人の双生児」
...はらからを名乗ってくる人が毎日十二三人ある...
海野十三 「三人の双生児」
...未知の同胞(はらから)を探していると公表したけれど...
海野十三 「三人の双生児」
...ああ、はらからよ、縁(えん)あれば、かくは手をとり相したへ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...「親兄弟(おやはらから)に仕うる身の...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...おゝ恩怨の同胞(はらから)よ!海は深く暗かつた...
中原中也 「海の詩」
...親はらからなどの...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...姉(あね)に妹(いもと)に數多(かずおほ)き同胞(はらから)をこして肩(かた)ぬひ揚(あ)げの幼(をさ)なだちより...
樋口一葉 「曉月夜」
...のちに同胞(はらから)を捜しに出た...
森鴎外 「山椒大夫」
...御同胞(みはらから)の日の男神(おがみ)の称へらるゝを喜び聞(きこ)しめせ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...幼少ごろの兄弟(はらから)の血をそのまま覚えて...
吉川英治 「親鸞」
...老母を囲んで夜業(よなべ)の手内職をしている兄妹(はらから)がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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