...同胞(はらから)は...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あの年端(としは)もゆかぬはらからをいつも暗い座敷牢のなかに入れ置いたのであろう...
海野十三 「三人の双生児」
...まだ聞きたいことが沢山あったがあまり尋ねては折角(せっかく)巡逢(めぐりあ)った同胞(はらから)のことを変に疑うようで悪いと思ったので...
海野十三 「三人の双生児」
...未知の同胞(はらから)を探していると公表したけれど...
海野十三 「三人の双生児」
...「君は同胞(はらから)を探すことに夢中になっているようだが...
海野十三 「三人の双生児」
...大國主の神〕〔菟と鰐〕かれこの大國主の神の兄弟(はらから)八十(やそ)神一ましき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...また「汝が兄弟(はらから)ありや」と問ひたまへば答へ白さく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...とこしえにうつくしき海の国あらそいをさけ手をつなぎ海の神に祈る海のはらからわれらたのしくまなびわれらたのしくはたらく海の国女の先生が昆布で出来た楽器を鳴らしています...
林芙美子 「ひらめの学校」
...兄弟(はらから)よ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...我が父はわれ等はらからに對して曾て一度(ひとたび)も怒り罵りし事なく...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この二人の同胞(はらから)の間に脩(おさむ)という人があって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...御同胞(みはらから)を称へまつる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...親はらからを養うものはその辛苦いかにぞや...
森鴎外 「舞姫」
...流れの浄き心とはらからなるをわれのみぞ知る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...我等はらからのえ忍びぬ所なれど...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...たくさんの同胞(はらから)たち...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分たち法(のり)の同胞(はらから)の醜悪を認めるような気がするからだった...
吉川英治 「親鸞」
...切れない血と愛情でつながっている兄弟(はらから)だぞ」「それ故に...
吉川英治 「源頼朝」
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