...扇子か傘で日をよける丈で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...寒さを よける 外套も 無く...
岩野泡鳴 「札幌の印象」
...こちらがよける方へやってくるのです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...こちらのよけるほうへ向かってくるので...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...(はらゝご)の生化(せいくわ)するを漁師(れふし)のことばにはやけるともみよけるともいふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...」女はさう云つてから玄関の方へ歩いて行つて花の下つてをる木の傍をよけるやうにして行つた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...花のさがっている木の傍をよけるようにして往った...
田中貢太郎 「蟇の血」
...通る人がそっと道をよけるほどこわい様子だった...
富田常雄 「柔道と拳闘の転がり試合」
...それを半分ほど斜(はす)にはぐって、裾(すそ)のほうが厚く見えるところを、よけるように、女は窓を背にして腰をかけた...
夏目漱石 「三四郎」
...あつしは危ないと思つて身をよけると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むこうも右へよける...
久生十蘭 「予言」
...その友人がこれをよけるききめあらたかなおまじないを教えて安心させたことが役立った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(マリティアリス)あの放たれた獣の狂暴をよけるために見物人の前に張りめぐらされた網もまた金の糸で編まれていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蚊をよける手段には蚊遣火(かやりび)は記録にも見えるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...登はよけることができなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...水をよけるため横に捻った顔の半分が水につかっていた...
山本周五郎 「さぶ」
...煙をよけるために顔をそむけた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いつもなら身をよけるか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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