...僕と顔合せて極りわるげににわかに側(わき)を向いた...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...にわかに元気づいた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...にわかにそわそわしだした...
海野十三 「爆薬の花籠」
...いろいろの怪しいうわさはあるがにわかに信用することはできない...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...かえってにわかに活気づいていたほどだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...マンハイム家を訪れるのをにわかにやめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私のほほがにわかに温かくなった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...にわかに波を打って...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...にわかに秘密命令が来たのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...彼はにわかにある疑いを起こした...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...にわかに思い出したのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...かの笛の音ふと耳に入りぬと覚しくにわかにしらべを乱りて...
森鴎外 「文づかい」
...浦粕へゆくのがにわかに重荷のように感じられた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ここにわかにキビキビとした新九郎の浪人伝法...
吉川英治 「剣難女難」
...「……遷都?」事の重大に、にわかに、賛同の声も湧かなかった...
吉川英治 「三国志」
...なんでにわかに引揚げの支度をしておるのか...
吉川英治 「三国志」
...にわかに色をかえてせきだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...にわかにただならぬ色を現(あらわ)した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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