...何卒(なにとぞ)...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...何卒(なにとぞ)あなた方(がた)の方(ほう)でよきようにお察(さっ)しくださるようお願(ねが)い致(いた)します...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...何卒(なにとぞ)明日(あす)も無事(ぶじ)息災(そくさい)に過(すご)せますよう……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...なにとぞお許しくだされたく候...
鈴木三重吉 「千鳥」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...若し悪かったらなにとぞ勘弁して下さい」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...なにとぞ見せて下さいませ!」精霊は立ち停まった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...堀江何卒(なにとぞ)出牢させたきものなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...なにとぞ親分樣の御助けを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……ここに捨蔵さまの絵姿もあるから、なにとぞ、よろしくおたのみもうす」「よくわかりました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なにとぞよろしく」「まア...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...『何(なに)をお前方(まへがた)は此處(こゝ)でして居(ゐ)たのか?』『何卒(なにとぞ)お宥(ゆる)し下(くだ)さい...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...諸居士何卒(なにとぞ)舎利弗が馳走を受けくれるよう仏から勧めて欲しいと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
...何卒(なにとぞ)御待受被下度(くだされたく)候...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...此(この)希望を何卒(なにとぞ)此(この)差出人にお許し下さい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...どうなろう」「なにとぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...なにとぞ、御分別あって、一刻もはやく、ここ大岩山を、御陣払いのほど、伏して願い奉りまする」陣幕(とばり)の外に平伏して訴えるのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...せっかくですが」「いやだと申すのか」「なにとぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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