...ぞっこん蛙といえば好きなのである...
泉鏡花 「遺稿」
...そのぞっこんであった男が...
泉鏡花 「婦系図」
...今思うと、――ぞっこん、これが、目にしみついていますから、私が背負(しょ)っている……雪おんな……」(や、浜町の夜更(よふけ)の雨に――……雪おんな……唄いさして、ふと消えた...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...当然ながら妹のソフィアはもう一目でぞっこんで...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...あたしあなたにぞっこんでよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お歌がぞっこん惚れている」女狩は人々の間に挟まれて...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...ぞっこん惚れ奉って...
直木三十五 「南国太平記」
...今日の兵馬の魂がぞっこんおののくを覚えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぞっこんお静に惚(ほ)れているんだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近頃才六もぞっこん惚れて居るお滝を取持って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十七のお嬢さんにぞっこん参っている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かねてお源にはぞっこんまいっていて附け文の二...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大尉がサーンス伯爵夫人にぞっこんだったことを知っているし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ひときわ華やかなマルメゾン・カーネーションにぞっこんの振りをした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...あの女にぞっこんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...コプリがぞっこん惚れて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...芥川龍之介にはぞっこん惚れこんで居り...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...T「ぞっこん惚れた女があるじゃ御座いませんか?」と言う...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
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