...されど石敢当に関する説は姓源珠に出づるのみにあらず...
芥川龍之介 「八宝飯」
...されど我上に關(かゝ)はらざる如くなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...されど、誰一人、握りしめたる拳に卓をたたきて、‘V NAROD!’と叫び出づるものなし...
石川啄木 「呼子と口笛」
...されど、翁をして不朽ならしむるものは、樂石社也...
大町桂月 「小石川臺」
...されど、八幡宮は、例の御利益なければ、どこも餘り繁昌せず...
大町桂月 「東京の近郊」
...されど毒草(どくさう)なるよし見えたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...されども僕の脳髄は前半を読みたる時の脳髄と自ら異れり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...されど今となつては詮術なかつた(the mischief was done)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...されど此剛氣の若者...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...されど彼らも眼(まみ)光るアカイア族に數若かず』 190174 唯一の兒ヘルミオーネ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されど大地の産物を食ふ人間の身なりせば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...双親に悲憤の涙流さしむ!されど汝を討ち倒し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自存独立の政党なりとされど大隈伯をして偉大の同化力あらしめば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...されども我れは横町に生れて横町に育ちたる身...
樋口一葉 「たけくらべ」
...されどそは遂に效を奏さざりき...
堀辰雄 「鳥料理」
...されど柔和にて目付賢気(かしこげ)に情(なさけ)あり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...されどわれは沒却理想の愛憎を離れて公平に至るをば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...されどこれのみにては...
森鴎外 「舞姫」
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