...思い出しても悚然(ぞっ)とする...
泉鏡花 「悪獣篇」
...思わずも悚然(ぞっと)せしが...
泉鏡花 「一景話題」
...悚(ぞっ)と涼しく成ると...
泉鏡花 「浮舟」
...悚然(ぞっ)とするほどな婦(おんな)が二人……もうやがてそこら一面に薄(うっす)り白くなった上を...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...悚然(ぞっと)してよ...
泉鏡花 「婦系図」
...視(なが)めて悚然(ぞっ)として咳(せき)をしたが...
泉鏡花 「婦系図」
...早瀬は氷を浴びたように悚然(ぞっ)とした...
泉鏡花 「婦系図」
...4.彼は正座したまゝ悚然と感動に打たれて了つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...自ら喫驚して立悚みました...
豊島与志雄 「影」
...孝太郎は悚然として眼を見張った...
豊島与志雄 「囚われ」
...座敷の真中に立悚みました...
豊島与志雄 「幻の園」
...悚然(ぎょっ)として...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...藤波は見るより恐悚(きょうしょう)の色を浮かべ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...バチスタ 誰かよく彼の知識の前に悚然(しょうぜん)たらざるを得るか...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...この寒さに向つての水雑炊と来ては思ふだに身の毛の悚つ地獄の淵だ...
牧野信一 「鬼涙村」
...私は思つたゞけでも身の毛が悚つて聞えぬ振りを装ふてゐた...
牧野信一 「剥製」
...ただ一片の同胞の筋肉を見ても悚然(ぞツ)とする...
三島霜川 「解剖室」
...悚然(しょうぜん)...
吉川英治 「三国志」
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