...背中の両方から悚然(ぞっ)として...
泉鏡花 「悪獣篇」
...思い出しても悚然(ぞっ)とする...
泉鏡花 「悪獣篇」
...その時悚然(ぞっ)として...
泉鏡花 「薄紅梅」
...……思(おも)つても悚然(ぞつ)とする...
泉鏡太郎 「艶書」
...女房も悚然(ぞっ)とする...
泉鏡花 「海異記」
...悚然(ぞっと)する...
泉鏡花 「海神別荘」
...4.彼は正座したまゝ悚然と感動に打たれて了つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...」葉子は悪戯(いたずら)そうに首を悚(すく)めながら...
徳田秋声 「仮装人物」
...足が悚んで動かなかった...
豊島与志雄 「月明」
...然し私の足は其処に悚んでしまった...
豊島与志雄 「蠱惑」
...ぞっと身体が悚(すく)んだ...
豊島与志雄 「反抗」
...勘次(かんじ)は足(あし)もとにずる/\と横(よこた)はつた蛇(へび)を見(み)つけた刹那(せつな)の如(ごと)く悚然(ぞつ)として退去(すさ)つた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)のまだ力(ちから)ない手(て)に持(も)つた鎌(かま)の刄先(はさき)が女房(にようばう)の棺臺(くわんだい)の下(した)を覗(のぞ)いてからりと渡(わた)つた時(とき)彼(かれ)は悚然(ぞつ)として手(て)を引(ひ)いた...
長塚節 「土」
...悚(すく)みあがるようなすごい顔を見せるのだろう...
久生十蘭 「肌色の月」
...年番御役一統の恐悚(きょうしょう)ぶりときたらなんと譬えようもない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...バチスタ 誰かよく彼の知識の前に悚然(しょうぜん)たらざるを得るか...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...観(み)る者をして悚然(しょうぜん)たらしめたので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...瀑布を上(のぼ)り俯視(ふし)すれば毛髪悚然(もうはつそくぜん)...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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