...これでもこの道のお歴々(れきれき)が使うのだから...
芥川龍之介 「野呂松人形」
...3861.お歴々と同舟はこちとら迷惑...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...このようなお歴々が列をつくっているのを見ないことはほとんどない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...知らぬ人が見たらお歴々と思うかも知れないが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...藩中のお歴々からあらぬおにくしみをうけても...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お上(かみ)にはそれぞれお歴々の方々がおられるではないか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...あのお歴々のおいでになるところへ飛び込みでもしようものならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...お歴々の遠乗りの連中が食事の最中と見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...お歴々を取っつかまえて友達扱いにしていることだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今なお歴々として残っているから」「信玄がただの武将でなかったことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時一座したお歴々は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...などというお歴々も交って居りますが...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...御鉄砲御用衆といわれる躑躅(つつじ)の間詰(づめ)のお歴々が...
久生十蘭 「ひどい煙」
...新来の旅人は先(ま)ずこの市(まち)のお歴々がたを訪問した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...御扶持(ごふち)を戴いてつないだ命はお歴々と変ったことはない...
森鴎外 「阿部一族」
...ひたすら相手のお歴々の御意にかなうことばかり考えている口先上手の方が失敗している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お歴々がたはその時ばかりでなく他の場合にも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鹿児島出身の陸軍のお歴々の大将などを前にして...
柳田国男 「故郷七十年」
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