...妙子さんは故人とは一つ違いのお姉さん...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...(この「お姉さん」というのは...
高見順 「如何なる星の下に」
...大丈夫?」「大丈夫ってなアに」「なんだか知らないけど」「大丈夫よ」盃を持って戻って来て、「お姉さんも、こっちへ来ない...
高見順 「如何なる星の下に」
...お姉さんに叱られますと言ったほうが...
太宰治 「乞食学生」
...この前の時は「奥さん」いうたのに「お姉さん」いう言葉使(つこ)て...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「お姉さん、今お帰りがけですか」いいますよって、「へえ、そうです、光ちゃん待ってはるさかい早(はよ)行ったげなはれ」と、わざと皮肉にいいながら、私はタクシー掴(つか)まえるつもりであの通りを宗右衛門町の方い歩いて行きますと、「ちょっと、……ちょっと、……」いうて引っ附いて来て、「僕、実はお姉さんに聞いてもらいたいことあるのんですが、差支(さしつか)いなかったら、一時間ぐらいこの辺散歩してくれませんか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...――そしたらいつやお姉さんのとこい避妊の方法聞きに行ったことあれしませんか?」「そらありましたけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...夫婦のことやかい後廻(あとまわ)しにしてもお姉さんのため謀(はか)ります...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...一生お姉さんの御恩忘れるようなことせえしません...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...――)「どうです、お姉さん、この条件でよろしいですか? よろしかったら此処(ここ)い名ア書いて判おしてくれませんか? それとも何ぞ足らんとこあるお思いになったら、遠慮のういうてみて下さい」いいますよって、「これだけちゃんときめたあったら結構ですけど、そいでも子供生れた場合に、あんたも光ちゃんも家庭が大事やいう気イになりませんやろか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...私は言葉をついで『信ちやんにもよいお姉さんだつたわね...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...お姉さんが言うのとは...
豊島与志雄 「自由人」
...ノリ子さんのお姉さんが...
新美南吉 「チユーリツプ」
...浩ちゃんは鎌倉雪の下のお姉さんのお嫁入りさきにいた...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...少年は、いつの時も、幾分声をふるはせて、「お姉さん...
北條民雄 「赤い斑紋」
...又お姉さんの家へ来んのよ...
北條民雄 「赤い斑紋」
...未納 (思い切って)お姉さん!美(泰然)なあに...
森本薫 「華々しき一族」
...お姉さんが買いものから帰って来られますと...
無署名(夢野久作) 「三つの眼鏡」
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