...ある日の晩餐(デインナー)に...
薄田泣菫 「茶話」
...ヴインナの完全(くわんぜん)な大學病院(だいがくびやうゐん)でも...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...そこから墺太利(オウスタリー)の維納(ウインナ)に出て...
谷譲次 「踊る地平線」
...大佐こそは、いかにも高邁(こうまい)な兵士であって、共和政府の下にあってはフランスの国境を守り、皇帝の下にあってはアジアの境にまで進みゆき、ゼノア、アレキサンドリア、ミラノ、トリノ、マドリッド、ウインナ、ドレスデン、ベルリン、モスコー、などの都市を見、ヨーロッパのあらゆる優勝戦場に、マリユス自身の血管の中にある同じ血潮の数滴を残し、規律と指揮との中に年齢にもまして白髪となり、常に剣帯をしめ、肩章は胸の上にたれ、帽章は火薬に黒ずみ、額には軍帽のために筋がつき、廠舎(しょうしゃ)に陣営に露営にまた野戦病院に夜を明かし、かくて二十年の出征の後に、頬(ほお)には傷痕(きずあと)を留め、顔はほほえみ、素朴で、平静で、崇高で、小児のごとく純潔で、フランスのためにすべてを尽し、何らフランスに反することをなさないで、大戦役から戻ってきたのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さらばこの「心内の節奏」即ち内在韻律(インナアリズム)とは何であるか...
萩原朔太郎 「青猫」
...この思想から自由詩の所謂「内部韻律(インナアリズム)」という如き観念が生ずるのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...シュトラウスの〈維納(ウインナ)の森の物語〉の浮きたつような軽快なワルツがひどく湿っぽくなっている...
久生十蘭 「だいこん」
...維納(ウインナ)風の安手な金箔をいたるところにくっつけた古い建物だった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...キャバレエ・ウインナの感じまるで出ず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ウインナ・シュニツェル...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...渋谷ウインナベーカリー...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...維因納(ウインナ)の新聞にはこんなのが出ていた...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...多くの場合にはアイスクリームを大根のように五分位の厚さにナイフで截(き)ってブリキの型でポンと打抜いてパインナプルの形(かた)ちなんぞにして出す位です...
村井弦斎 「食道楽」
...外の香料を入れてもその通りですが桃とか牡丹杏(ぼたんきょう)とか苺(いちご)とかパインナプルとかいうような菓物(くだもの)は一旦(いったん)煮たものを裏漉(うらご)しにしてその肉と液(つゆ)とを一所に混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...試みに牛肉へパインナプルの汁をかけておくと肉が溶けて筋ばかり残るそうだね...
村井弦斎 「食道楽」
...即ち人の内心(インナーハート)に関す...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...歌うが維納(ウインナ)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...スタインナハ以上に有名な正木博士がスクリーンに現われましたならば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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