...それから近代文芸読本の……僕 あの家の棟木(むなぎ)は僕には重たい...
芥川龍之介 「闇中問答」
...この宮の太い棟木(むなぎ)の下に...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...お前の家の棟木を強うする為にも...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...我国の建築家が、棟木と軒の、固い直線に捕われていて、それから離れられぬのは、情無いような気がする...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...朦々と白い煙の立罩めた中に柱や棟木が重なって倒れ...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...ただ女の手首を棟木から放すことのほか...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...女の左手首は棟木から離れた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...昔し棟木一株郡家の南に生ぜり...
高木敏雄 「比較神話学」
... 35うたれて塔のもろ/\の棟木(むなぎ)は高く鳴りわたる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...或(ある)は棟木を搬ぶ時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「こちら様の本堂は棟木(むなぎ)から柱...
中里介山 「大菩薩峠」
...棟木のうちあげがはじまった...
本庄陸男 「石狩川」
...おそらくそんな長い棟木(むなぎ)があるまいと思われたので...
吉川英治 「三国志」
...棟木から屋根の上へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その仲(なか)よしの人のいる三層(そう)のうえの棟木(むなぎ)へでもきて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...山門の棟木(むなぎ)にぐわんと鳴ったような...
吉川英治 「新書太閤記」
...棟木(むなぎ)に火がついたというので...
吉川英治 「新書太閤記」
...「これでいい」彼は堂の棟木(むなぎ)に掲(あ)げてある古弓を外(はず)して...
吉川英治 「源頼朝」
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