...来迎(らいごう)の石におわするが...
泉鏡花 「薄紅梅」
...亡君のいもうとごということをおわすれなく御たいせつにあそばされましたし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...姉君さえかの家にゆきておわすというに...
森鴎外 「文づかい」
...未(いま)だいずこにか生きておわすと信じて疑わない...
吉川英治 「剣難女難」
...河北におわすと聞く故主玄徳のもとへ立ち帰る途中であるが」「さらば...
吉川英治 「三国志」
...英才すぐれておわすのみか...
吉川英治 「三国志」
...矢倉の上におわすは...
吉川英治 「三国志」
...この道誉もぜひおわすれなく...
吉川英治 「私本太平記」
...大塔ノ宮の隠れおわす大和の般若寺(はんにゃじ)へさして行こうと思う」「般若寺へ」「一切が...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅の獄舎(ひとや)におわす先帝(後醍醐)のおん身を...
吉川英治 「私本太平記」
...板屋廂(いたやびさし)の牢愁(ろうしゅう)におわす先帝後醍醐に...
吉川英治 「私本太平記」
...そなたの高い地位をおわすれか」「身にすぎた准后ではございまするが...
吉川英治 「私本太平記」
...天皇のおわすところ...
吉川英治 「私本太平記」
...一団となって駈けまいりますぞ」「ここに将軍(尊氏)のおわすと知って...
吉川英治 「私本太平記」
...伊那丸君でおわすが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...自分の膝に三法師君が在ることを――(ここに新君おわすぞ)といわぬばかり屹(きっ)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
...亡き信長にどこかやはり似ておわすと思われるお市の方が――所も遠い北国の城廓に...
吉川英治 「新書太閤記」
...亡き義朝様の血をうけつがれたお一方ではありませんか」「鎌倉殿は嫡流でおわす」「とはいえ...
吉川英治 「源頼朝」
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