例文・使い方一覧でみる「あんぐり」の意味
スポンサーリンク...詩人は念のためあんぐり口を開（あ）けさせてみた... 
薄田泣菫 「茶話」
...老人は家鴨（あひる）のやうにあんぐり口を開（あ）けて仰向いた...
薄田泣菫 「茶話」
...あんぐり口を開（あ）いたら...
薄田泣菫 「茶話」
...あんぐりと口を開き...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...口をあんぐり開いて...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...はじめて口あんぐりと握飯（むすび）を食う始末……焼跡をうろついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...走餅を一つ抓（つま）んであんぐりと自分の口中へほうり込み...
中里介山 「大菩薩峠」
...男は賤（いや）しく笑ひ乍らあんぐりと黒い口を開いた...
長與善郎 「青銅の基督」
...あんぐり開いた伝兵衛の口に...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...件の警官氏はあんぐりと口をあいたまま先刻から眼も離さずにこの意外な風景に見入っていたが...
久生十蘭 「魔都」
...口を あんぐり あけて あおむけに ねそべって...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...これはどういうこと」ビートリスは口あんぐりだ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...トレナー氏がじろじろ見て、口をあんぐり...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...まさしく口あんぐり...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...天井を眺めて仕様ことなしにあんぐりと口をあけてゐる私を見降したりした...
牧野信一 「毒気」
...彼はヒヽヽヽヽと嗤ふが如き陰気な声をあげて大きな口腔（くち）を天井へ向けてあんぐりと開いた...
牧野信一 「夜見の巻」
...あんぐりと開いた口の中から...
夢野久作 「少女地獄」
...何か、あんぐりと、秀吉の腹のなかへ呑まれたようなここちもする...
吉川英治 「新書太閤記」
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