...(もつとも典山(てんざん)とか伯山(はくざん)とか或は又伯龍(はくりゆう)とかいふ新時代の芸術家を知らない訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「本所両国」
...二週間ほどしてから覗いてみたら九龍虫の蛹がいくつも出来ていた...
上村松園 「九龍虫」
...(それから、文藝春秋社時代の芥川賞のために、文字どほり、まつたく『縁の下の力持ち』をしたのは、永井龍男である...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...龍ちゃんは失神から恢復(かいふく)するし...
江戸川乱歩 「悪霊」
...ようやく囘龍はある山の頂きの平らな場所へ来た...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...県道筋の白い埃(ほこり)が龍巻(たつまき)のように...
徳永直 「冬枯れ」
...龍之口に出頭すれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二龍の爭ひは何の兆ぞと問ふこと度重なりてメルリン是非なく...
南方熊楠 「人柱の話」
...妻の龍代が突然に……それこそホントウに突然に...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...折あれば各ひとに劣らない武勲をあげて、十虎の組には入らなくても、双龍、十龍、どんな名誉でも克(か)ち獲(え)てみせるだけの自信はみな持っているものばかりである...
吉川英治 「上杉謙信」
...子龍には自分の愛馬――銀毛雪白(ぎんもうせっぱく)な一頭を与えて...
吉川英治 「三国志」
...臥龍(がりゅう)をおたずねあるは...
吉川英治 「三国志」
...すると、その後から、趙子龍以下、千余の軍勢がなだれこんで来たので、仰天したが、もう間に合わなかった...
吉川英治 「三国志」
...天龍寺に放火しかけた一法師が捕まったなどの事件もあり...
吉川英治 「私本太平記」
...大天龍の河水は、まんまんと流れていて、人里を離れると、天地のさびしさに、日吉は何となく泣きたくなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――九紋龍(くもんりゅう)史進(ししん)もまたこの奇遇を尽きない縁と興(きょう)じてやまない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...尊氏の手で天龍寺や等持院も創建されていた...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...もうそろそろ、郁次郎の首斬り道具を、並べておいても間違いはない」「それはそうと、亀山の龍山公は、どこへ宿所をおとり遊ばしたかなあ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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