...辮子を頭のてッぺんに巻き込んで道士のような風体をしていたが「もし趙子龍(ちょうしりゅう)が世に在らば...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...只顔の優しい型を取りたいために祇甲の萬龍はんとお久はんを最初に二時間ほど来て貰いまして...
上村松園 「寛政時代の娘納涼風俗」
...芥川龍之介はさういふ婦人と死んでゐたといふことを人に見せてやりたかつたのだ...
小穴隆一 「二つの繪」
...一人が拵(こしら)え物の木彫の龍に近づけば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それも龍の彫刻に通う入口を争いながら水槽の深みの中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸の名人雲龍齋(うんりうさい)又六...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...龍麿は、「ヌ」が二つで、「ノ」はただ一つであると考えたのでありますが、「ヌ」は一類であって「ノ」が二類である...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...七龍華寺の信如、大黒屋の美登利、二人ながら學校は育英舍なり、去りし四月の末つかた、櫻は散りて青葉のかげに藤の花見といふ頃、春季の大運動會とて水の谷(や)の原にせし事ありしが、つな引、鞠なげ、繩とびの遊びに興をそへて長き日の暮るゝを忘れし、其折の事とや、信如いかにしたるか平常の沈着(おちつき)に似ず、池のほとりの松が根につまづきて赤土道に手をつきたれば、羽織の袂も泥に成りて見にくかりしを、居あはせたる美登利みかねて我が紅の絹はんけちを取出し、これにてお拭きなされと介抱をなしけるに、友達の中なる嫉妬(やきもち)や見つけて、藤本は坊主のくせに女と話をして、嬉しさうに禮を言つたは可笑しいでは無いか、大方美登利さんは藤本の女房(かみさん)になるのであらう、お寺の女房なら大黒さまと言ふのだなどゝ取沙汰しける、信如元來かゝる事を人の上に聞くも嫌ひにて、苦き顏して横を向く質なれば、我が事として我慢のなるべきや、夫れよりは美登利といふ名を聞くごとに恐ろしく、又あの事を言ひ出すかと胸の中もやくやして、何とも言はれぬ厭やな氣持なり、さりながら事ごとに怒りつける譯にもゆかねば、成るだけは知らぬ躰をして、平氣をつくりて、むづかしき顏をして遣り過ぎる心なれど、さし向ひて物などを問はれたる時の當惑さ、大方は知りませぬの一ト言にて濟ませど、苦しき汗の身うちに流れて心ぼそき思ひなり、美登利はさる事も心にとまらねば、最初(はじめ)は藤本さん藤本さんと親しく物いひかけ、學校退けての歸りがけに、我れは一足はやくて道端に珍らしき花などを見つくれば、おくれし信如を待合して、これ此樣(こんな)うつくしい花が咲てあるに、枝が高くて私には折れぬ、信さんは背が高ければお手が屆きましよ、後生折つて下されと一むれの中にては年長(としかさ)なるを見かけて頼めば、流石に信如袖ふり切りて行すぎる事もならず、さりとて人の思はくいよ/\愁(つ)らければ、手近の枝を引寄せて好惡(よしあし)かまはず申譯ばかりに折りて、投つけるやうにすたすたと行過ぎるを、さりとは愛敬の無き人と惘(あき)れし事も有しが、度かさなりての末には自ら故意(わざと)の意地惡のやうに思はれて、人には左もなきに我れにばかり愁らき處爲(しうち)をみせ、物を問へば碌な返事した事なく、傍へゆけば逃げる、はなしを爲れば怒る、陰氣らしい氣のつまる、どうして好いやら機嫌の取りやうも無い、彼のやうな六づかしやは思ひのまゝに捻れて怒つて意地わるが爲たいならんに、友達と思はずば口を利くも入らぬ事と美登利少し疳にさはりて、用の無ければ摺れ違ふても物いふた事なく、途中に逢ひたりとて挨拶など思ひもかけず、唯いつとなく二人の中に大川一つ横たはりて、舟も筏も此處には御法度、岸に添ふておもひおもひの道をあるきぬ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...此方(こつち)には龍華寺(りうげじ)の藤本(ふぢもと)がついて居(ゐ)るぞ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...芥川龍之介との交友もむすばれた...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...」若い作家の谷川龍太郎の所存は私の腑に落ちぬところもあつたが...
牧野信一 「創作生活にて」
...肥塚龍(こえづかりゅう)らに識(し)られた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...谷山家の一粒種……龍太郎を育て上げるべく...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...片瀬川から龍ノ口へかけての野原では...
吉川英治 「私本太平記」
...いつか白龍の家では...
吉川英治 「私本太平記」
...十九条(じゅうくじょう)あたりに兵を置いて、時折、敵の虚を窺(うかが)い、諸所に放火したり、奇襲的な小さい効果を狙っては、引き揚げて来たりしているが、そんな程度では、義龍亡(な)く、龍興暗愚なりといっても、大国美濃は微動もしないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...九紋龍の家だろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ひとまず二龍山宝珠寺と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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