...×あの家は桃色の歯齦(はぐき)をしてゐる...
芥川龍之介 「軽井沢で」
...歯齦(はぐき)のあたりから鋼鉄を熔かす性質のある唾液が泉のように湧いてくるのであります」と...
海野十三 「軍用鮫」
...茸(きのこ)を噛むと秋の香(にほひ)が齦(はぐき)に沁むやうな気持がする...
薄田泣菫 「茸の香」
...葱(ねぎ)のやうに寒い歯齦(はぐき)を出して笑つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...」と児玉氏は卓子(テーブル)を間(なか)に馬のやうに齦(はぐき)をむいで見せた...
薄田泣菫 「茶話」
...齦(はぐき)を刺すやうなその香とは...
薄田泣菫 「独楽園」
...歯齦(はぐき)モナイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...歯齦がだん/\かたくなつて...
種田山頭火 「其中日記」
...くいついた歯齦(はぐき)を見せながら笑った...
徳田秋声 「新世帯」
...笑うと出っ歯の齦(はぐき)の露出するのも気になったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...おはぐろの剥(は)げた歯を桃色の齦(はぐき)まで見せて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...両方の頬が下の歯齦(はぐき)に干乾(ひから)びついて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...卯平(うへい)は缺(か)けた齒齦(はぐき)で煙管(きせる)を横(よこ)に噛(か)んでは脣(くちびる)をぎつと締(し)めると口(くち)が芒(すゝき)で裂(さ)いた樣(やう)に見(み)えた...
長塚節 「土」
...だん/\燒(や)いて膨(ふく)れても外側(そとがは)は齒齦(はぐき)を痛(いた)める程(ほど)硬(こは)ばつて來(き)た...
長塚節 「土」
......
二葉亭四迷 「旅日記」
...齦(はぐき)も健康だというのは全くうれしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「歯齦(はぐき)の作りがみんな黄金(キン)でしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...子供のやうな圓い齦肉(はぐき)が見えた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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