...もっとも必ず同君の検閲を受けてから投函するから...
石川欣一 「可愛い山」
...しかし檜枝岐から郵便物を投函すると...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...その原稿在中の重い封筒を、うむと決意して、投函する...
太宰治 「乞食学生」
...それを知っていながら、私は編輯者の腕力を恐れるあまりに、わななきつつ原稿在中の重い封筒を、うむと決意して、投函するのだ...
太宰治 「乞食学生」
...宿屋へ著(つ)く度(たび)に宿屋で書いてもらって投函するように約束してありましたから...
田中貢太郎 「母の変死」
...この機会にここから各方面の政友へ遊覧保証絵葉書を投函するために...
谷譲次 「踊る地平線」
...散歩、呂竹さんへ花茗荷を持つていつてあげる、句稿を投函する、W店で一杯ひつかける(アルコールのたゝりか、それともマイナスのたゝりか、めつたにない頭痛がした!)...
種田山頭火 「其中日記」
...よその人が為替などを投函するのを失敬したということも確かである...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...やつがその手紙を気づかれぬよう投函するのはかなり難しかったはずだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...先生の手紙を投函する時には...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...そしてその書信を翌日に投函することにして机の上に置いた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...此の手紙は今日午前投函する筈なれば...
豊島与志雄 「恩人」
...封書の目方を計つて投函するためには二里の山坂を越えた駅の郵便局へ赴かなければならなかつた...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
...第一信を投函するやいなや慌てゝ小屋へ駆け戻つた...
牧野信一 「水車小屋の日誌」
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