...松三郎といふのは役場から来た学齢簿の写しにありませんよ...
石川啄木 「足跡」
...血気盛んなる妙齢(みょうれい)の婦人達であった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...齢(よはひ)も八十余まで无病(むびやう)にして文政のすゑに遷化(せんげ)せられき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...偶(たま)にそれに気付いたらしい相手が、「へい、八十八におなりやす? でも、昨年の春どしたか、八十三やさうに、お聞き申しましたが……」と胡散(うさん)さうな顔でもすると、直入は急に風邪でも引いたやうに嚏(くさめ)をして、「齢をとると、月日が短かうての...
薄田泣菫 「茶話」
...年齢頃(としごろ)には頓着なく...
薄田泣菫 「茶話」
...「あなたのように齢(よわい)八十になん/\としてなお矍鑠(かくしゃく)たる元気を保ち...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...年齢が多少老(ふ)けていると云う短所を補って餘(あま)りがある...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...」しかし現在の年齢と気持とにある彼女は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また心にいだく望みと言わば美服と愛とのみなりける頃を!君が年齢(とし)わが年齢(とし)に加うるも未だ四十に満たざりし頃...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...はじめ巡査が一通り原籍年齢などを取調べ...
原民喜 「夏の花」
...徴兵適齢に近くなると...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...年齢が若すぎるけれども...
火野葦平 「花と龍」
...大衆自身が自分たちの生活と年齢との中で実際感じている大人の実体との間に...
宮本百合子 「「大人の文学」論の現実性」
...国庫負担の全学齢児童就学の問題が起った時...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...後に同齢の柏軒に嫁する女である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...師範生徒の年齢の事を言うと...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これを官立、私立、営利、非営利、年齢別、性別、専門別と区別して来たらとても大変である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...五陳珪(ちんけい)は、老齢なので、息子の邸で病を養っていた...
吉川英治 「三国志」
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