...突然鼠小僧(ねずみこぞう)次郎太夫(じろだいふ)の話をしやべり出した...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...まだ野分(のわき)の朝などには鼠小僧(ねずみこぞう)の墓のあたりにも銀杏落葉(いちょうおちば)の山の出来る二昔前(ふたむかしまえ)の回向院である...
芥川龍之介 「少年」
...鼠小僧なんぞはそこのけの大泥坊になるかも知れ無え...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠小僧の御宿をしたのは...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠小僧と云や酒も飲ますが...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...おれが鼠小僧ぢや無え? 飛んだ御前は物知りだの...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠小僧(ねずみこぞう)治郎太夫(ぢろだいふ)の墓は建札(たてふだ)も示してゐる通り...
芥川龍之介 「本所両国」
...回向院の鼠小僧の墓...
大町桂月 「東京の近郊」
...児雷也(じらいや)とか鼠小僧(ねずみこぞう)とか旧劇で見る義賊のような空想に過ぎない...
永井荷風 「監獄署の裏」
...鼠小僧はこちとらに毛の生えた質(たち)の奴で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと音羽屋(おとわや)の鼠小僧といったような気取り方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本駄右衞門、雲切仁左衞門、鼠小僧、神道徳次郎、曰(いは)く某曰く某と、幕末の世界では、芝居と講釋の英雄にさへなつてしまひましたが、本質的には、百兩盜んで十兩惠(めぐ)む程度で、今日の税金よりは、餘つ程安い冥加(みやうが)金で、市民達のヒロイズムを滿足させたわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼠小僧(ねずみこぞう)によく似ていると――鼠小僧は神田和泉町(いずみちょう)にすんでいたが――区はちがっても和泉町は近かった――祖母はよく見て知っていたといった...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...三光新道が鼠小僧の家...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...鼠小僧は小がらな...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...鼠小僧(ねずみこぞう)の住んでいた...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...僕は鼠小僧の解決篇を見ないので...
室生犀星 「京洛日記」
...「鼠小僧?」「すごい泥棒だそうで...
吉川英治 「治郎吉格子」
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