...突然鼠小僧次郎太夫(ねずみこぞうじろだゆう)の話をしゃべり出した...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...盗(ぬす)つ人(と)にせえあの鼠小僧のやうな...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...あの鼠小僧と云ふのは...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...御前(おめえ)が鼠小僧だなどと云ふと...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...実は鼠小僧でも何でも無え...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...私(わつち)の贔屓(ひいき)の鼠小僧を何だと思つてゐやがる...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...そんな駈け出しの胡麻の蠅に鼠小僧の名をかたられちや――」剳青(ほりもの)のある...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...何かその奥の鼠小僧の墓に同情しない訣(わけ)には行(ゆ)かなかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...鼠小僧(ねずみこぞう)治郎太夫(ぢろだいふ)の墓は建札(たてふだ)も示してゐる通り...
芥川龍之介 「本所両国」
...何かその奥の鼠小僧の墓に同情しない訳には行かなかった...
芥川龍之介 「本所両国」
...回向院の鼠小僧の墓...
大町桂月 「東京の近郊」
...長局(ながつぼね)を専門にかせいだ鼠小僧といったような白徒(しれもの)があって――昨晩...
中里介山 「大菩薩峠」
...木鼠小僧はやはり許してもらいたいのである...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...三光新道が鼠小僧の家...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...前章の末に書いた鼠小僧のくだんの中に...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...鼠小僧の人柄なぞをどうして知っていたのかと思ったら...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...目の鋭い水々とした顔立ちで「鼠小僧」などに扮すると...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...「小猿七之助」だの、「美の吉ころし」だの、「鼠小僧」だの、「真景累ヶ淵」だの、「藪原検校」だの、「天保六花撰」だの、いろ/\読んだが、さりげなく人物や情景のみを浮彫(うきぼ)りにさせてゐるときには、文字どほり人情本の一頁をひもどいてゐるやうな艶冶な舞台が見事に展開された...
正岡容 「吉原百人斬」
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