...彼はあの商品を鼓吹するのが上手だ...
...政治家たちは自分たちの政策を鼓吹するために、マスメディアの力を借りる...
...パトリックは、彼女をミュージシャンとしての道へと鼓吹していた...
...最近ではサステナビリティについての鼓吹が盛んだ...
...彼女は、学生時代から人権問題について鼓吹してきた...
...新しき活動と刺戟とを鼓吹すべき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...これ等の人々の先輩である章炳麟は當時『民報』の主筆として故國の革命を鼓吹してゐましたが...
石川三四郎 「浪」
...同志等と平民新聞を起して盛に社會主義を鼓吹し其廢刊後は屡雜誌を出し書を著はして主義の普及を謀り居たり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...あっちへおいで――私はこの国家的思想を鼓吹するために煙秋(エンチュウ)...
林不忘 「安重根」
...『ほとゝぎす』の鼓吹した写生文は...
田山録弥 「明治文学の概観」
...わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う...
寺田寅彦 「研究的態度の養成」
...むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる...
寺田寅彦 「雑感」
...写生文を鼓吹(こすい)した子規...
寺田寅彦 「子規の追憶」
...及び『日本外史』より鼓吹(こすい)し来(きた)れるもの多しとす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...転向・思想善導・国本観念の鼓吹・など日本型ファッショ文化に帰着する筈の一連の文化的支配の要求は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...第四は外来思想の打倒と東洋思想の鼓吹...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...當時福澤翁の慶應義塾は校齡方に二十五年を重ねて基礎漸く固く所謂る三田の學風を鼓吹して海内を風靡し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ワグナー的精神に鼓吹せられたあらゆる新しい作品が――もうあえて非議できないワグナーの作品は別として――ことごとく冷遇されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日本人の本當の尊い性質と云ふものを鼓吹する樣になつたのも...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...しかし執筆の当時には特に江戸趣味を鼓吹する心はなかった...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...政治的民本主義も鼓吹すべきであるけれども物の順序より言えば一般人民の腹の中(うち)に平民道の大本を養ってその出現が政治上に及ぶというのこそ順序であろう...
新渡戸稲造 「平民道」
...俺などが来て随分鼓吹(こすい)宣伝した為に第一此方等が今迄の人間見てエに黙らされちゃア居ねエ...
羽志主水 「監獄部屋」
...勝手氣儘に好嫌(すききらひ)から出立する鼓吹と罵倒をちやんぽんに出して憚らない先生が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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