...彼はあの商品を鼓吹するのが上手だ...
...政治家たちは自分たちの政策を鼓吹するために、マスメディアの力を借りる...
...パトリックは、彼女をミュージシャンとしての道へと鼓吹していた...
...最近ではサステナビリティについての鼓吹が盛んだ...
...彼女は、学生時代から人権問題について鼓吹してきた...
...革命的の思想を鼓吹すべき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...私は迷信の打破には科学思想を鼓吹(こすい)するのが何よりも急務だと思っていますが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...その頃『早稲田文学』を根城(ねじろ)として専ら新劇の鼓吹に腐心していた逍遥は頻りに二葉亭の再起を促がしつつあったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...だから天然趣味を鼓吹するということはやがて人生に対して超越しているということになる...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...安重根 (子供を無視して)この国家的思想を鼓吹(こすい)するために――...
林不忘 「安重根」
...そこに日本精神があるとしてそれを鼓吹するものがあるとしても...
津田左右吉 「日本精神について」
...科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる...
寺田寅彦 「雑感」
...講義の内容の外見上の変化が少なくともその講義の中に流れ出る教師の生きた「人」が生徒に働きかけてその学問に対する興味や熱を鼓吹する力が年とともに加わるという場合もあるかもしれない...
寺田寅彦 「蓄音機」
...直ちに国民的統一を鼓吹(こすい)す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「と共に全村一体の思想を鼓吹し」て...
戸坂潤 「社会時評」
...杜撰極まる観念論の鼓吹や信心の告白に他ならないものが多いだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼等に反抗の気勢を鼓吹し...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...九流百家が各その長所を盛に鼓吹し...
内藤湖南 「支那目録學」
...日蓮上人のことを鼓吹せられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は独逸によつて今日迄鼓吹(こすゐ)された軍国的精神が...
夏目漱石 「点頭録」
...「トライチケの鼓吹(〔こすい〕)した軍国主義...
夏目漱石 「点頭録」
...頑迷な保守主義の鼓吹であることは...
蜷川新 「天皇」
...観世流は上懸で声の出所が違うのだから節も違わなければならぬ」と大声疾呼して大いに上懸式の謡い方を鼓吹した一事を以てしても十分に察せられるであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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