...鼓をば自ら打ち、又人にも打たす...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ロケット?」僕の心臓は大きく鼓動をうって停った...
海野十三 「宇宙尖兵」
...斯界の権威者たちのたたく景気の好い太鼓の音に送られて...
知里真志保 「アイヌ語学」
...それを切って捨てる太鼓...
中井正一 「美学入門」
...櫓太鼓(やぐらだいこ)の勇ましい音...
中里介山 「大菩薩峠」
...京の舞子が友禅(ゆうぜん)の振袖(ふりそで)に鼓(つづみ)を調べている...
夏目漱石 「野分」
...要するに人世に対して彼の有する最近の知識感情はことごとく鼓膜の働らきから来ている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...士気を鼓舞するためとあって...
野村胡堂 「胡堂百話」
...耳に響くその鼓動の音とが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...まだ鼓動している心臓に...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...大川には屋形や伝馬の花見船が三味線太鼓で押し寄せる...
山本笑月 「明治世相百話」
...そしてこういう目ざめる生命の発生と分裂と鼓動のさ中にあり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...是(これ)等の騒音の大集団が現在及び未来に亘(わた)る我等の生活を象徴し、鼓舞し、創造する音楽であり、我等の生活の伴奏となる音楽であると主張するのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...鼓をそろえて鉦を鳴らし...
吉川英治 「三国志」
...聖武天皇を鼓舞してそれをなさしめたのは麗姿光耀(こうよう)を放つといわれたこの美しいおきさきだった...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...それからもまだ音曲のバイオラや笛太鼓が遠くに聞えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鈴や笛や鉦鼓(しょうこ)などの楽(がく)が遠く聞えていた...
吉川英治 「源頼朝」
...右門……鼓(つづみ)を取って来ぬか...
吉川英治 「柳生月影抄」
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