...私の心臟の愉快に鼓動してゐる時はない...
石川啄木 「硝子窓」
...不意に打出した胸太鼓...
石川啄木 「雲は天才である」
...勇を鼓して出掛けた日が...
泉鏡花 「婦系図」
...大きな太鼓(たいこ)を胸にぶらさげた男を先頭に...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...盆踊の大(マヽ)鼓が鳴つてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...吉岡君が僕の芸術心を鼓舞してくれる度毎に...
豊島与志雄 「好意」
...マリユスは両の顳(こめかみ)に心臓の鼓動を聞いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また太鼓の下に仰向けに寝ころがつた...
新美南吉 「耳」
...僕がこうして太鼓判を押した以上鳴くといったら必ず鳴く...
久生十蘭 「魔都」
...三益本人も気づかぬうち川口を太鼓持狸孝として呼ぶといふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...太鼓、笛、小鼓、大鼓、そして唱歌者の五人である...
牧野信一 「熱い風」
...その鼓の一調を聞いた...
松本たかし 「松本たかし句集」
...因って翅(つばさ)を鼓してそれに飛び上り留まる...
南方熊楠 「十二支考」
...鼓(こ)を鳴らして...
吉川英治 「三国志」
...どうん――武者太鼓が鳴る...
吉川英治 「新書太閤記」
...金鼓(きんこ)一声...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どーん「おや?」どこかで太鼓の音がする...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大太鼓(おおだいこ)が鳴った」ゆうべから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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