...先頭には太鼓があり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...単純なる悲哀の想を鼓吹するに止(とどま)りしかど...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...柴又の川甚の川魚料理に舌鼓打ちたり...
大町桂月 「川魚料理」
...「閣下が今日まで私に賜いました数々の御恩は」と彼は手紙に書いている「私を鼓舞し...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ここにある太鼓に棒をとおして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...真先(まっさ)きに、紫地に白く「千歳村粕谷少年音楽隊」とぬいた横旗を立てゝ、村の少年が銀笛(ぎんてき)、太鼓(たいこ)、手風琴(てふうきん)なぞピー/\ドン/\賑(にぎ)やかに囃(はや)し立てゝ行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...胡弓(こきゅう)と太鼓に合せた伊勢音頭(いせおんど)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...船は今までよりも倍以上の速力を鼓(こ)して刹那(せつな)に近寄り始めた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...強く誇張されて鼓膜を威嚇(いかく)した...
夏目漱石 「明暗」
...」鼓村さんは自分も感心したように言った...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...太鼓なりの渡り廊下のはしから階下へおりる階段へつづき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この組み合わせの心臓の鼓膊(こはく)が「恋愛曲線」を描くというもっともらしい結論をつくりあげ...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...遠くに太鼓の音が響いてゐるだけで見える限りは青々としてゐる畑だから...
牧野信一 「熱い風」
...守吉の太鼓はあまり調子よく鳴り渡るので不思議に思つて遠くから注意して見ると...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...規定の合間に達するとバラルダと称する大太鼓を打ち...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...小鼓の家元は誰とか一々きまつて居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...雨乞(あまごい)の鉦太鼓(かねたいこ)が一段と耳に響く土地柄でもあった...
柳田国男 「海上の道」
...私はこの鼓を打ち砕いて私たちの先祖の罪と呪いをこの世から消し去ります...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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