...吾人豈(あに)道徳の鼎の輕重を問はざるを得むや...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...島村鼎甫(しまむらていほ)という蘭学者(らんがくしゃ)をたずねてみました...
高山毅 「福沢諭吉」
...鼎の中へ投げこんだ...
田中貢太郎 「続黄梁」
...鼎座して愉快に飲んだ...
種田山頭火 「其中日記」
...現今でも頭に合わぬイズムの鼎をかぶって踊って...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...まだ火に觸れぬ鼎七...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鼎を堵して競走に送りし馬をエーリスの 700アウゲーアス王奪ひとり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その他、『思想』『理想』『科学』『綜合科学』『科学ペン』『科学評論』『東大新聞』その他の諸雑誌、著書で、科学の批判(科学的若しくは観念論的に)をやる人に、下村寅太郎、矢島祐利、桑木雄、菅井準一、富山小太郎、西岡曳一、篠原雄、永野為武、吉田洋一、佐久間鼎、吉岡修一郎、佐藤信衛、早川庚弌、の諸氏がいる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...今や自由党は漸く閣下の内閣に向て鼎の軽重を問はむとするの意向を表現したるに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此等の篇が現存の毛公鼎や其他の金文に比すれば文從字順で讀み易い傾のあるのは即ちそれが爲めであると思ふ...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...鼎に山川万物を図すとか廟祠の壁に天地山川を画くなどいう記録がある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...新橋演舞場が鼎立(ていりつ)している...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...当時文部省建築課長であった柴垣鼎太郎氏は...
武者金吉 「地震なまず」
...春水の養子権次郎元鼎(げんてい)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鼎斎が十八になっていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...痩形(やせがた)の沖田刑事との鼎坐(ていざ)は...
森下雨村 「五階の窓」
...あの鼎座(ていざ)での...
吉川英治 「私本太平記」
...三家鼎足(ていそく)の形をなしているからです...
吉川英治 「新・水滸伝」
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