...この食品には黴菌が繁殖している...
...健康を害することもあるので、黴菌は注意が必要だ...
...黴菌の研究に貢献するために、私は医学部で勉強している...
...黴菌が原因の感染症にかかった時は、早めに医療機関を受診しましょう...
...食品加工業界では、黴菌の発生を防ぐために衛生管理が徹底されている...
...平生から氣の合はない同僚を、犬だの、黴菌だの、張子(はりこ)だの、麥酒罎だのと色々綽名をつけて、糞味噌に罵倒する...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...それはもちろん黴菌(ばいきん)のような微生物を見ることのできる顕微鏡がだんだんに発達してからのことであるのは云(い)うまでもありません...
石原純 「ルイ・パストゥール」
...石の壁と床を使用することによりて多くの黴菌が駆除せらるるといふことなどを話す...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...蠅に黴菌を背負わして...
海野十三 「蠅」
...「それは黴菌(ばいきん)さ...
薄田泣菫 「茶話」
...たしかに何十万もの黴菌の浮び泳ぎうごめいているのは...
太宰治 「人間失格」
...その不潔の風呂敷の黴菌(ばいきん)を...
太宰治 「春の盗賊」
...全身に黴菌(ばいきん)が...
橘外男 「仁王門」
...手術の時に悪い黴菌(ばいきん)が這入(はい)ったらしいて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...必ず感冒の黴菌(ばいきん)がいると思わなければなりません...
谷崎潤一郎 「途上」
...―――自動車の中にだってやはりいくらか感冒の黴菌(ばいきん)がいる...
谷崎潤一郎 「途上」
...そうしてわれわれは知らずに年じゅう少しずつそれらの黴菌を吸い込み飲み込んでいるために...
寺田寅彦 「自由画稿」
...何かの機会にはえ以外の媒介によって多量の黴菌を取り込んだときでもそれに堪えられるだけの資格が備わっているのかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...恐るべき黴菌(ばいきん)が内部に満ちあふれていた時代...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一たび野心という病いの黴菌(ばいきん)が胸中に萠(きざ)したのちは...
新渡戸稲造 「自警録」
...コレラの黴菌の海の中で...
火野葦平 「花と龍」
...つまり私の体は余り黴菌が繁殖せぬ体質とみえます...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...自分の生命體を形づくる白血球は腐りかけてゐる傷口の黴菌をとゞめるため鬪爭を展開する...
吉川英治 「折々の記」
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