例文・使い方一覧でみる「黴毒」の意味


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...たいてい酒毒(しゅどく)か黴毒(ばいどく)かのために舌が腐(くさ)っているようですからね...   たいてい酒毒か黴毒かのために舌が腐っているようですからねの読み方
芥川龍之介 「不思議な島」

...黴毒の爲に狂死したモーパツサンは内面道徳の天國に在つて...   黴毒の爲に狂死したモーパツサンは内面道徳の天國に在つての読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...黴毒性(ばいどくせい)のそこひが出るのだと聴いていたのが...   黴毒性のそこひが出るのだと聴いていたのがの読み方
岩野泡鳴 「耽溺」

...向うが黴毒(ばいどく)なら...   向うが黴毒ならの読み方
岩野泡鳴 「耽溺」

...「馬鹿おやぢ! 意久地なし! 泣き味噌! 助平! ――そんな黴毒藝者などが矢張り可愛かつたんかい!」義雄は筆の進まない時...   「馬鹿おやぢ! 意久地なし! 泣き味噌! 助平! ――そんな黴毒藝者などが矢張り可愛かつたんかい!」義雄は筆の進まない時の読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...結核か黴毒かに定っているじゃありませんか...   結核か黴毒かに定っているじゃありませんかの読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」

...遺伝性黴毒からきた黒内障(そこひ)ではないかと私は思った...   遺伝性黴毒からきた黒内障ではないかと私は思ったの読み方
豊島与志雄 「溺るるもの」

...赤犬の肉は黴毒の患者に著しい効験があると一般に信ぜられて居るのである...   赤犬の肉は黴毒の患者に著しい効験があると一般に信ぜられて居るのであるの読み方
長塚節 「太十と其犬」

...其(その)間(あひだ)に彼(かれ)は黴毒(ばいどく)を病(や)んだ...   其間に彼は黴毒を病んだの読み方
長塚節 「土」

...我我人類の先祖の腦神經系統を犯した一種の黴毒性疾患が...   我我人類の先祖の腦神經系統を犯した一種の黴毒性疾患がの読み方
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」

...良心とはくさりかかつた腦黴毒性の疾患である...   良心とはくさりかかつた腦黴毒性の疾患であるの読み方
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」

...黴毒で眼の潰れたやくざな父親と...   黴毒で眼の潰れたやくざな父親との読み方
水野仙子 「醉ひたる商人」

...この東京の黴毒患者がみな公園裏の巣窟から傳染してくるのだといふ何日かの新聞に出てゐた統計表のことが...   この東京の黴毒患者がみな公園裏の巣窟から傳染してくるのだといふ何日かの新聞に出てゐた統計表のことがの読み方
室生犀星 「蒼白き巣窟」

...又は黴毒(ばいどく)に犯された個所の明瞭なもの)――――精神病で滅亡した家の宝物になっていた応挙(おうきょ)筆の幽霊画像――――磨(と)ぐとその家の主人が発狂するという村正(むらまさ)の短刀――――精神病者が人魚の骨と信じて売り歩いていた鯨骨の数片――――同じく精神病者が一家を毒殺する目的の下に煎(せん)じていた金銀瞳(め)の黒猫の頭――――同じく精神病者が自分で斬り棄てた左手の五指と...   又は黴毒に犯された個所の明瞭なもの)――――精神病で滅亡した家の宝物になっていた応挙筆の幽霊画像――――磨ぐとその家の主人が発狂するという村正の短刀――――精神病者が人魚の骨と信じて売り歩いていた鯨骨の数片――――同じく精神病者が一家を毒殺する目的の下に煎じていた金銀瞳の黒猫の頭――――同じく精神病者が自分で斬り棄てた左手の五指との読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...黴毒(ばいどく)とか...   黴毒とかの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...黴毒が頭に来ているせいじゃないか知らんと思ったくらい蠱惑(こわく)的な姿であった...   黴毒が頭に来ているせいじゃないか知らんと思ったくらい蠱惑的な姿であったの読み方
夢野久作 「冥土行進曲」

...その薬を差上げながら動脈瘤の病源である黴毒を根治するために...   その薬を差上げながら動脈瘤の病源である黴毒を根治するためにの読み方
夢野久作 「冥土行進曲」

...まるでペンキを塗った腸詰のようなその黴毒女(ばいどくおんな)を...   まるでペンキを塗った腸詰のようなその黴毒女をの読み方
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」

「黴毒」の読みかた

「黴毒」の書き方・書き順

いろんなフォントで「黴毒」


ランダム例文:
土性骨   清灑   抑えつけられた  

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