「點」の意味
点
小説での「點」の使い方
...其情愛の濃かに心情の柔かなる點を察すれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...井田は疲れた樣子でそれでもほゝゑみながら點頭いて見せた...
有島武郎 「半日」
...夕張炭山線の分岐點なる追分を過ぎ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかし實體といふ點においては兩者は一致すると思はれる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...共に第二の樣に動的でなくして靜的であるといふ點に於ては同一であるけれども...
朝永三十郎 「學究漫録」
...それは缺點でありますが...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...總ての著述を批判しようとしたのが特別な點である...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...葉洩陽(はもれび)が石垣の上に點々と落ちて...
中島敦 「環礁」
...其時丈はあの我執の強い人に心持よい程一點の邪氣も認められなかつた...
長塚節 「記憶のまゝ」
...隨(したが)つて孰(いづ)れの家庭(かてい)に在(あ)つても老者(らうしや)と壯者(さうしや)との間(あひだ)には此(こ)の點(てん)の調和(てうわ)が難事(なんじ)である...
長塚節 「土」
...これを『生活點』と言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藏の外から引上げられたことと思ひます」平次の話の焦點は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...洗煉された點も見えなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あんな弱點を握られてゐることが敵はなかつた...
牧野信一 「痴日」
...彼れはランプを點けて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...ここに唯ひとつの點を擧げれば...
三木清 「歴史哲學」
...かんさんの顏にはこの點だけにこもる烈しい眞實といふものが見えた...
室生犀星 「渚」
...この立脚點はハルトマンが審美學なれど...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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