...自分は要求の點に於て未だ中世に彷徨つてゐる男であらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此誤解は彼等にとつてフエータルな缺點とはならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...さうしてこの出發點を固めることは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...俺の生活は「自由」の問題から「救濟」の問題にその焦點を移さなければならなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...いつしか自分の非なる點が悟られてくる...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...さうした點に於いて...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...依つて以てその物たる所以の點である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...現在の終點驛名寄(なよろ)着...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...まあしかし、そんなことはどうでもいいとして、要點はですね、僕としてはただ今あなたから有難い御指摘にあずかったような見下げた考えなんぞは毛頭ないばかりか、むしろ事實はまったく逆だということです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...目録學が著述の總論たるはこの點にある...
内藤湖南 「支那目録學」
...この點は二劉が目録を作るのに極めて進んだ例を示したので...
内藤湖南 「支那目録學」
...詩文を評點することが起つて...
内藤湖南 「支那目録學」
...構圖(こうづ)や表現(へうげん)の點に多少の難(なん)がある爲めに...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...上手も下手の眞似は出來ないものだ」「成アる」平次の説明は一點の疑ひもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの汚點(しみ)だらけの蟲つ喰ひのお内儀さんを助けるとして」「惡い口だなお前は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...享樂主義が支配した點に於て...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...父は手燭を點けて部屋々々を見廻つて自分の寢室へ入つた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...しばらくして友が先づ起き上つて灯を點けた...
若山牧水 「一家」
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