...氷峰は普通の丸點を打つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そこで火を點(とも)して見ますと...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...中央に測量の三角點あり...
大町桂月 「赤城山」
...兩岸に人家點綴する處...
大町桂月 「北總の十六島」
...併し違ふ點はあつても...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...東洋民族は其點に於て...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...點數により將來を卜するは不安であることを示します...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...甚だ不備の點の多いことをお詑び申上げる...
中村研一 「「絵画の見かた」あとがき」
...ある點(てん)には日本人(につぽんじん)には日本人(につぽんじん)らしい趣味(しゆみ)と特質(とくしつ)が...
濱田青陵 「博物館」
...大に鞦韆をやることにしたといふ點に於ては一致して居るけれど...
原勝郎 「鞦韆考」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...あらゆる點から見て...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あんな弱點を握られてゐることが敵はなかつた...
牧野信一 「痴日」
...この點に於て彼のアントロポロギーは思辨哲學と共通の前提に立つてゐると云ふことが出來る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...只見二猩紅亂點一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...主として此點にあつたらうと思ひます...
森田草平 「「青白き夢」序」
...無神經な點では、去年の夏頃、永田氏や僕などと福岡へ旅行した船中で、船室で例の將棋をさしながら、菊池さんがかたはらの生菓子へ手をのばしたので、「先生、よしなさい、蟻がいつぱいたかつてゐるがな」と永田氏が注意したところ、菊池さんは、ふツ、ふツと、二つばかり息で蟻の群をふいて、殘餘の蟻ぐるみその菓子をむしや/\喰べてしまつたといふのでもその程度がおよそわからう...
吉川英治 「折々の記」
...あとで合點が行つたが最初氣がつかなかつた...
若山牧水 「比叡山」
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