...警視廳の注意人物簿に朱點をうたれ...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...面壁九年の心持ちに似てゐる點に於て...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...眼にも聲にもあらゆる點に老人らしい...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...私には合點がゆきませんな」とヴェリチャーニノフは嶮しく眉をひそめた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...しかしまだその場の仕儀がさっぱり合點が行かないといったふうの妙にぼんやりした眼つきで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...と説いて「根本的の懷疑」といふことを以て其哲學の出發點となして居る...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...佛教の研究と其の學説――「出定後語」この富永仲基のどういふ點が偉いかといふと...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...燐寸(マツチ)の火(ひ)を點(つ)けてさうして抑(おさ)へつけた...
長塚節 「土」
...己(おの)れの弱點(じやくてん)に付(つ)いては...
夏目漱石 「門」
...男好きの點は格段の違ひがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何やら合點の行かぬ樣子で眉をひそめます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己れイカリオスに毒せられたものと早合點し...
原勝郎 「鞦韆考」
...而もそれは何も彼(か)も活々(いき/\)として健康で汚點も汚(けが)れもないのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼れはランプを點けて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...いつものところにいつもの轉燈臺が遙かに點滅してゐるのが...
三好達治 「霾」
...その基調とするところは左の三點に在る...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...おそろしく剛毅果斷の一點張りにみえるが...
吉川英治 「折々の記」
...この間も、朝、書き取りの豫習を中途で止めようとした時、母がもう少しおやりなさいと勸めると、「うん」と、合點して、持つてゐる罫紙を指さし「じやあ、もう二タサク‥‥...
吉川英治 「折々の記」
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美しい目鼻立ち あっちにもこっちにも 品質低下
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