...自分はこの點に於いては自分の鈍感を恥づる外に一言もないことを覺える...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...また十位の四數字も同じく8と2と二箇のNである點だ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...こちらが出發點でございます...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...花やかな東京の中心地であつた日比谷の交叉點には泥水の池が出來てゐる...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...遊客の注意を惹ける點より見るも...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...さうした出立點(即ち前提)なしで行かうといふ主義が試みられることがある...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...教師はわざわざノオトを作らせてそれへ講義の要點を書き込めと言ひつけたが...
太宰治 「思ひ出」
...其の歸着點の榮達に在る可きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...同じく日本の國情の中に特別な發見をした點があるのであります...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...馴れた親分の眼で見てやつて下さい」平次は靜かに點頭(うなづ)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...幸ひ若旦那が煙草に火を點ける積りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その娘の身性(みしやう)をまだ訊かなかつたな」「平右衞門町の上總屋(かづさや)伊八の娘で」「そいつは合點が行かないね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この點に關してもプラトンは(「饗宴」篇において)示唆に富んだ先蹤を遺した...
波多野精一 「時と永遠」
...岡田村のつかのもとと云ふ終點に着いた時...
林芙美子 「大島行」
...やがてランプを點けて音のする方へ行つて見ると...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...『お前(まへ)の知(し)つた事(こと)ぢやない!』と五點(フアイブ)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...私がルリの事に就て彼を疑つている點がわかるものだから困つた顏で「なんでしたら...
三好十郎 「肌の匂い」
...とかくその鬪爭性と封建的なる點を批評家にあげつらはれるが...
吉川英治 「折々の記」
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