...私の義務として沈黙することが出来ないのである...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...党の興廃ということを聞いては沈黙する訳にはいかないのである...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...他の形式のものについては沈黙する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...俳句は黙する叙情詩...
高浜虚子 「俳句への道」
...そうして私は沈黙する...
太宰治 「桜桃」
...しかして吾人は今日に至りて黙せんと欲するも黙するあたわざるを感ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自分の赤裸な姿を見守る専念のうちに沈黙する...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...しかし音楽が沈黙するとき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その本能は反感や同感を起こさせ、一性格の者と他の性格の者とを全然分け隔て、また自ら少しも躊躇(ちゅうちょ)することなく、惑うことなく、黙することなく、自らを欺くことなく、自らの愚昧(ぐまい)のうちに揺るがず、知力のあらゆる勧告や理性のあらゆる訴えにも、決して撓(たわ)むことなく、厳として軟化せず、運命がいかなる状態にあろうとも、ひそかに犬人に戒むるに猫人の存在をもってし、狐人に戒むるに獅子人の存在をもってする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さすが気おいのお角親方といえども沈黙するよりほかはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...憐(あわ)れに沈黙する外(ほか)はないのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...沈黙する禿木氏と...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...而(しこう)してその黙するや...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...凡ての人々沈黙する...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...中野好夫が沈黙するのも...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...黙する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今の黒物に向って沈黙するなら...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...石を投げたくらいで沈黙する群れではなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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