...黙々としてその墓碑の前に立ちました...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...黙々と働く社会主義者を...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...黙々として隠従していたのか? そして兄弟の幸福(しあわせ)ばかり図って...
橘外男 「仁王門」
...一分ほど黙々と長椅子に掛けていたが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...黙々として事務を執りました...
豊島与志雄 「水甕」
...金椎(キンツイ)は黙々として聖書を読み...
中里介山 「大菩薩峠」
...黙々として運んで行くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...戦時中黙々として『戦争と平和論』を書きつづけた本多秋五も偉い仕事をしたものです...
原民喜 「ある手紙」
...正三は憂はしげにただ黙々としてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...人々は暗闇のなかの階段を黙々と昇って行った...
原民喜 「死のなかの風景」
...しかし、彼は素知らぬ顔で、黙々と歩いた...
原民喜 「背後」
...黙々と椅子によつてゐるのだ...
牧野信一 「ブロンズまで」
...心の生活を豊かにして黙々と働いていました...
三浦環 「お蝶夫人」
...黙々と働いている唖の水汲男(みずくみおとこ)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...黙々と仕事に就いていてくれるのだ...
吉川英治 「鬼」
...玄徳は、黙々と、騎上の人になったが、盧植の運命の急変が、よほど精神にこたえたとみえ、「……ああ」と、なお嘆息しては、振向いていた...
吉川英治 「三国志」
...関羽は終始黙々と...
吉川英治 「三国志」
...黙々と気むずかしい顔をした騎馬の一群が...
吉川英治 「私本太平記」
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