...黙々として千古語らざれども...
石川啄木 「閑天地」
...黙々として妙な器械の中を覗いている人物を発見して...
海野十三 「深夜の市長」
...黙々とハンドルを握った...
海野十三 「深夜の市長」
...あとは黙々として更けてゆく夜の音に...
海野十三 「蠅男」
...黙々としてわれらに仕えわれらを愛する人々に対して絶えず残忍であるが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...ただ一人黙々とすわっているのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
......
竹内浩三 「口業」
...少女が榻の上に寝ているのについたのです」蓮香は黙々としてそれを聞きながら心に思うことがあるようなふうであった...
田中貢太郎 「蓮香」
...人は黙々と縫い物をしている...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...黙々として飲んだ...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...権勢を握って黙々と周囲を冷笑すること...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...そして二人は黙々として庭の中を歩き廻った...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...黙々と歩いていた...
豊島与志雄 「反抗」
...黙々として気象観察や潮流図の日誌を記したりするのであった...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...その黙々とした姿と一(いっ)しょにうつってくるのである...
室生犀星 「香爐を盗む」
...黙々として視線を眼下の渦の中心に投げていた...
横光利一 「上海」
...彼は、黙々と、野を歩いて、これから隠れすむ草廬の地をさがした...
吉川英治 「三国志」
...――犬千代は黙々と...
吉川英治 「新書太閤記」
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