...黙々として実行なさることである」「お前さんのいうことは...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...黙々と鉄梯子をのぼった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...濡鼠(ぬれねずみ)の姿でいつまでも黙々と機械をいじくり...
太宰治 「パンドラの匣」
...黙々として家の棄石(すていし)に甘んじているこの兄の心を思えば...
橘外男 「仁王門」
...お互いに黙々として歩いていたのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...終日黙々として謹慎する...
種田山頭火 「松山日記」
...黙々たる少数者の恒久(こうきゅう)的権威を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」二人は黙々と歩いた...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...黙々として動いていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...黙々と警視庁の巡査部長を拝命してしまった...
久生十蘭 「魔都」
...――膿(うみ)がしみ込んで黄色くなった繃帯(ほうたい)やガーゼが散らばった中で黙々と重病人の世話をしている佐柄木の姿が浮かんで来ると...
北條民雄 「いのちの初夜」
...黙々と例の汚い茶色の風呂敷をひろげはじめた...
正岡容 「寄席」
...その河口にひとり黙々として堆積層のデルタを築き上げてゐるとき...
横光利一 「静かなる羅列」
...淡い夕月――玄徳は黙々と広い野をひとりさまよってゆく...
吉川英治 「三国志」
...まもなく、彼は酔いもえず、水分(みくまり)の山館を辞して、黙々と、馬を龍泉の家へ返していた...
吉川英治 「私本太平記」
...光秀は黙々として...
吉川英治 「新書太閤記」
...弦之丞とお綱とは黙々としておぼろな影を新吉の後に添わせてゆく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...黙々と聴入った黒吉の胸の中には...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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