...衛生兵等は感動の無い様子で黙々と仕事をつづけている...
梅崎春生 「日の果て」
...あとは黙々として綱をたぐり...
海野十三 「怪塔王」
...黙々(もくもく)として敏捷に...
海野十三 「崩れる鬼影」
...終始黙々としていたが...
海野十三 「第五氷河期」
...あとは黙々として...
海野十三 「地球盗難」
...ただ黙々と野良仕事...
太宰治 「お伽草紙」
...マネットとリューシーとが貸馬車で去るのを黙々と見送った後...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...九の二運命の坑(あな)黙々として人を待つ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼は黙々として人を救っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは千秋(せんしゅう)の恨事ではありませんか……」一行は黙々として...
中里介山 「山道」
...私は黙々とまた歩き出した...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...黙々と力の塊になつて働いてゐる男を...
牧野信一 「毒気」
...私は何の不平も口にせずただ黙々として研究に没頭し...
牧野富太郎 「植物記」
...室の中央の円卓に向い合ってソファにかけ黙々としてブランディを飲んでいる...
三好十郎 「猿の図」
...ただの婦女子の世間ばなしと、それを後ろで聞きながら、黙々と、あとに従っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...まもなく、彼は酔いもえず、水分(みくまり)の山館を辞して、黙々と、馬を龍泉の家へ返していた...
吉川英治 「私本太平記」
...黙々と馬鹿みたいになって働く――ということは...
吉川英治 「平の将門」
...黙々と尾(つ)いて来た城太郎であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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