...二人は黙々として昼飯を食った...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...その中で栄介は黙々と手を動かしている...
梅崎春生 「狂い凧」
...戒厳令下(かいげんれいか)に、銃剣を握って立つ、歩哨(ほしょう)たちも、横を向き、黙々として、声を発しなかった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...あとは黙々として更けてゆく夜の音に...
海野十三 「蠅男」
...夫人は黙々として考えながら歩いた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...黙々とお耳を傾けて居られる事などもございましたけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...そして黙々として朝湯を享楽する(朝湯については別に扉の言葉として書く)...
種田山頭火 「私の生活(二)」
...極(きわ)みなき黙々たる日...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...黙々として事務を執りました...
豊島与志雄 「水甕」
...黙々としてゐる現在の父を...
中原中也 「その頃の生活」
...喰うや喰わずで黙々(もくもく)とやっているひともあります...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私は黙々として、後(おく)れがちな歩を運んだ...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...私は黙々とまた歩き出した...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...周囲の自然の黙々とした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...黙々としてヨーロッパの天地を攪乱しているかのようであった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...どっちも、黙々と、杯の端を舐(な)めるようなことをしている...
吉川英治 「三国志」
...陸(おか)へ外(はず)していてくれないか」黙々と...
吉川英治 「治郎吉格子」
...黙々と馬の背に揺られながら脚下に近づいて来る四日市の宿場の屋根を眺め...
吉川英治 「宮本武蔵」
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