...* * *外の摸様はもうよほど黎明らしくなっている...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...江淮(かうくわい)より迎(むか)へて昌黎(しやうれい)其(そ)の館(やかた)に養(やしな)ひぬ...
泉鏡花 「花間文字」
...昌黎(しやうれい)敢(あへ)て信(しん)ぜず...
泉鏡花 「花間文字」
...かげろうにも似ている西関門(せいかんもん)前の黎明の中に戦々兢々として叫んだ...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...東洋民族の盟主(めいしゅ)として仰がれることになりました新日本の光輝(こうき)ある黎明(れいめい)を迎えるに当り...
海野十三 「空襲葬送曲」
...黎元洪(れいげんこう)を彼は推していたんだ...
高見順 「いやな感じ」
...ともに伴(つ)れて往くことにして黎明(よあけ)を待って出発した...
田中貢太郎 「唖娘」
...山に陽が落ちてから黎々火居へ落ちつく...
種田山頭火 「行乞記」
...黎君は汽車で局へ出勤...
種田山頭火 「其中日記」
...ハガキ三枚、黎々火君から、十返花君から、そして珍らしくも病秋兎死君から...
種田山頭火 「鉄鉢と魚籃と」
...「啓蒙されつつある処の」黎明だったが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...徹夜をして、黎明の頃に、バットの真髄が分るのだと云っていた...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...それにしても外の黎明は不思議だった...
豊島与志雄 「月かげ」
...至るところに黎明(れいめい)の神秘な戦慄(せんりつ)があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...遠近法の空間ガリレオ以後の科学の黎明...
中井正一 「美学入門」
...黎明(しののめ)のように蒼じろく美しい彼女(あれ)の顔も...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...大政翼賛の推進ともなり地方文化黎明の先驅にもなると思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...やがて近づく堺の黎明(れいめい)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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