...まして、畑と云ふ畑は、麻でも黍でも、皆、土いきれにぐつたりと頭をさげて、何一つ、青いなりに、萎(しほ)れてゐないものはない...
芥川龍之介 「酒虫」
...打麦場を囲んでゐる麻や黍も...
芥川龍之介 「酒虫」
...玉蜀黍穀(とうもろこしがら)といたどりで周囲を囲って...
有島武郎 「親子」
...淋しく枯れ渡った一叢(ひとむら)の黄金色の玉蜀黍(とうもろこし)...
有島武郎 「フランセスの顔」
...玉蜀黍の好きな代議士は...
薄田泣菫 「茶話」
...草も玉蜀黍もびしょ濡れである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...玉蜀黍の莖には横に竹を結んで自然に垣根が造られました...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...西の空に見えた夕月がだんだん大きくなって東の空から蜀黍の垣根に出るようになって畑の西瓜もぐっと蔓を突きあげてどっしりと黄色な臀を据えた...
長塚節 「太十と其犬」
...二人は蜀黍の垣根に打ちこんであった棒を抜いた...
長塚節 「太十と其犬」
...其(そ)れ程(ほど)ならば何故(なぜ)彼(かれ)は蜀黍(もろこし)の穗(ほ)を伐(き)ることを敢(あへ)てしたのであつたらうか...
長塚節 「土」
...蜀黍畑お背戸の 親なしはね釣瓶海山(うみやま)千里に風が吹く蜀黍(もろこし)畑も日が暮れた鶏 さがしに往かないか...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...髮は玉蜀黍(たうもろこし)の毛のやうな女――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十五の女の侘しくも物ほしげなる片言なり蒼い海風も黄いろなる黍畑の風も黒い土の吐息も二十五の女心を濡らすかな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...死のうかさても侘しきあきらめかや真実友はなつかしけれど一人一人の心故……黍の葉の気ぜわしいやけなそぶりよ二十五の女心は一切を捨て走りたき思いなり片眼をつむり片眼をひらきああ術(すべ)もなし男も欲しや旅もなつかしああもしようと思いこうもしようと思う……おだまきの糸つれづれに二十五の呆然と生き果てし女は黍畑の畝に寝ころびいっそ深々と眠りたき思いなりああかくばかりせんもなき二十五の女心の迷いかな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...玉蜀黍に囲われた辣薤畑のなかへはいっていって狐の影を踏みながら...
久生十蘭 「生霊」
...これと少し違つて黍殻(きびがら)に赤紙の着物などを着せて人形として...
正岡子規 「病牀六尺」
...三本の玉蜀黍(とうもろこし)が秋風にそよぎ...
柳田国男 「雪国の春」
...風が砂糖黍の青い葉さきに流れて...
若山牧水 「岬の端」
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