...玉蜀黍(とうもろこし)の畑を見わたし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...唐黍畠から犬が這い出して来る...
梅崎春生 「幻化」
...庶子何処玉蜀黍(とうもろこし)の毛みたいな赤っぽい派手な背広に大きな躰を包んだ旗田亀之介だった...
海野十三 「地獄の使者」
...この玉蜀黍(とうもろこし)め」と...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...其処には熟した麦があり蜀黍(もろこし)があり...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...唯蜀黍の傍に身をよせて居たまでゞあります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...主人(しゆじん)の内儀(かみ)さんは勘次(かんじ)が蜀黍(もろこし)を伐(き)つたことはもう知(し)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 下」
...サイパンにいるときは砂糖黍畑の監督だった...
久生十蘭 「母子像」
...玉蜀黍で製した菓子の名であつた(高志路一卷六號)...
柳田國男 「食料名彙」
...黍幹(きびがら)も悲みて血を流しぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...漢人は其の土地に高粱、大豆、黍、粟、蕎麦、玉蜀黍、小麻子、瓜、緑豆、小豆の類を作り、また近年は朝鮮人を小作として米を作つてゐると云ふ事であるが、すべて諸川の流域にあるので、汽車の中の私達の視野には全く其れらしい沃野を認められなかつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ぜひにもお移り下さるように――」黍粉(きびこ)の袋も...
吉川英治 「新書太閤記」
...髪は白髪(しらが)になりきらず玉蜀黍(とうもろこし)の毛のようだし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...十壺(じっこ)の黒酒(くろき)(黍酒(きびざけ))を空(から)にしてなお足りぬほどだった...
吉川英治 「平の将門」
...芋の葉の廣いのや畑の縁に立ち並んでゐる玉蜀黍(たうもろこし)の葉の粗く長いのが...
若山牧水 「姉妹」
...書齋の窓に沿うた小さな畑に私は毎年この蜀黍を植ゑる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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