...伯は巧みに風雲を指麾し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...麾(さしまね)けば来り...
夏目漱石 「虞美人草」
...「何? 私?」伯父伯爵が麾(さしまね)くと...
野村胡堂 「死の予告」
...四麾を投げだし、甚八と仁一郎が気抜けしたような顔で坐っているところへ、平三郎がぼんやり山から降りてきた...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...トニィ・フェルナンデを麾いているように見えた...
牧逸馬 「土から手が」
...雲麾将軍は李氏、名は秀、字は元秀、范陽の人で、唐の玄宗の開元四年に歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...急いで――」近習の一名に麾(さしま)ねかれて...
吉川英治 「剣の四君子」
...どうして畿内の武士があげて正成の麾下(きか)にあつまるだろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...「いまからは御麾下(ごきか)へ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の麾下(きか)へ...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし浮浪にまではならずにそのほとんどが新田義貞の麾下(きか)にかかえられた...
吉川英治 「私本太平記」
...麾下(きか)の将士には理解できないことである...
吉川英治 「私本太平記」
...麾下(きか)の河尻(かわじり)肥前守だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまではこの男も一(ひと)かど秀吉麾下(きか)の異色であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田麾下(きか)に藤吉郎という一青年将校のあることを久しく忘れることができなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...神戸信孝の麾下(きか)...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の麾下(きか)三千が...
吉川英治 「新書太閤記」
...御麾下(ごきか)に従うて参るのと違うて...
吉川英治 「新書太閤記」
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