...天下を麾いで既にルビコンを渡れる彼は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...葛野(くずの)両勇士麾下(きか)の決死隊士によって光華門城頭高く日章旗が掲げられますと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...かねてこしらえておいた吹流しの麾があった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...四麾を投げだし、甚八と仁一郎が気抜けしたような顔で坐っているところへ、平三郎がぼんやり山から降りてきた...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...然るに李に両(ふたつ)の雲麾の碑がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...林崎夢想流麾下(きか)の第一人者と目されるに至った...
吉川英治 「剣の四君子」
...呂布の麾下(きか)...
吉川英治 「三国志」
...やむなくその麾下(きか)に留まっていたものの...
吉川英治 「三国志」
...書ヲ大都督公瑾(コウキン)(周瑜)先生ノ麾下(キカ)ニ致ス...
吉川英治 「三国志」
...もう関羽の麾下では将来の出世はおぼつかないと...
吉川英治 「三国志」
...麾下数万の兵力を一手にあわせて...
吉川英治 「三国志」
...麾下に加わる無名の輩(はい)もたえなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...心ならずも一時菊池の麾下(きか)につくとみせて機を待つ者...
吉川英治 「私本太平記」
...――わが軍の行くを迎えて礼する者は麾下(きか)に加えて遇(ぐう)せん...
吉川英治 「新書太閤記」
...信玄の麾下(きか)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...麾下(きか)諸侯の幡旗(ばんき)や...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の麾下(きか)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...麾下(きか)の占領軍将士の間にも...
吉川英治 「随筆 新平家」
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