...(勇猛に)什麼(いずれ)の処より来る?宣教師...
芥川龍之介 「上海游記」
...誰かが自分を掻浚つて來て恁麼(こんな)曠野に捨てて行つたのではないかと思はれる...
石川啄木 「散文詩」
...其麼(そんな)大仕掛な芝居だから...
石川啄木 「散文詩」
...恁麼得意を覺えた事は滅多にない...
石川啄木 「散文詩」
...其麼(そんな)に鼻にまでつけると...
石川啄木 「散文詩」
...其麼工合で居る中に渠等の言動は漸く政治上の社會主義乃至無政府黨的言論以外に迄走つて萬事に不平的破壞的態度を執るやうになり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...われ怎麼(いか)に猟(かり)に長(た)けたりとも...
巌谷小波 「こがね丸」
...またあの山の要害怎麼に...
巌谷小波 「こがね丸」
...首尾怎麼(いか)なりしと尋ねしなれ...
巌谷小波 「こがね丸」
...怎麼(いか)に人間に近ければとて...
巌谷小波 「こがね丸」
...――其麼あく迄我々に対して悪魔のような態度をとるなら...
大庭武年 「旅客機事件」
...然(しか)るに這麼盜人計(こんなぬすびとばか)りでは駄目(だめ)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...『昨日(きのふ)我々(われ/\)は那麼(あんな)に話(はな)したのですが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...這麼風(こんなふう)で一生(しやう)!』彼(かれ)はどつかり坐(すわ)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...這麼人非人共(こんなひとでなしども)が如何(どう)して許(ゆる)される...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...天地と我と什麼(いんも)の交渉かある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「まさか酔っていても彼麼(あんな)ものを入れて帰る筈がない...
室生犀星 「香爐を盗む」
...這麼(こんな)物を食つて一人前(にんまへ)五フラン以上払はされたのを見ると菜食料理は倹約になる訳で無い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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