...函館で食っていた肉その他の食物が何も無いので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...事実何も無いのに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「何も無いからこれをお前にやる」といった...
石川欣一 「比島投降記」
...そこに何も無いと知つて...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「薄紗の帳」
...何か、すっきりしたいい言葉が無いものかなあ、と思案に暮れるのだが、何も無い...
太宰治 「鴎」
...野心も何も無い...
太宰治 「親友交歓」
...いや何も無い事さえあって...
太宰治 「正義と微笑」
...他の肉親の写真は何も無いのだ...
太宰治 「小さいアルバム」
...反省するところも何も無い奴には...
太宰治 「花吹雪」
...あたしたちにはもう何も無いのよ...
太宰治 「春の枯葉」
...「そんなことはありませんが、私は、家も無い、何も無い、姐の家に世話になって、それで、日間(ひるま)は親類の舗へ出ているものですから」「他に御事情がなければ、他に御事情があればなんですが、そんなことなら私の方でどうにでもいたしますから」そう云って白娘子は顔をあげて小婢を呼んだ...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...あの方に對してすることは何も無いと云つたであらうか? 雇主としてより外の見方で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そこから先はもう家も何も無い上に...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...親も兄弟も何も無い本当の一人者で...
夢野久作 「白髪小僧」
...理屈も何も無いままにこの世が心細くわびしく思われて来て...
夢野久作 「鼻の表現」
...何も無いか...
夢野久作 「焦点を合せる」
...今まで何も無いものを有ると思って探し廻った幻影が乱れ始め...
横光利一 「上海」
...一方には何も無い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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